社会人の半数が経験のある5月病に関する実態調査 仕事へのプレッシャーで経験割合が1.7倍に
株式会社MS-Japan(本社:東京都千代田区、代表取締役会長兼社長CEO:有本隆浩)は、運営する管理部門・士業の総合転職サービス「MS Career(エムエスキャリア)」にて調査を実施。管理部門・士業における「5月病」の実態を明らかにした。
社会人の51%が「5月病」を経験 原因は「仕事や職場に関する不満・ストレス」が最多
本調査によると、50.5%が5月病経験者であることが明らかに。また、10人に1人がほぼ毎年5月病になると回答したことがわかった。
さらに、仕事への満足が低い人、仕事にプレッシャーを感じる人ほど、5月病経験が高いという結果も出ているという。本調査ではプレッシャーが高い人と低い人とで比較。その結果、プレッシャーが高い人では5月病経験率が1.7倍に、仕事に満足していない人は満足している人との比較で経験率が1.6倍に増えることが明らかにされた。
続いて、5月病の原因に関する調査では「仕事や職場に関する不満・ストレス(66.7%)」が最も多く、次いで「長期休暇が終わってしまったことへのストレス(48.0%)」「気候・気温・温度(37.3%)」が続いている。
7割が「休息・休暇・十分な睡眠」が解消に効果的と回答 仕事への影響は?
5月病解消に効果を感じた方法に関しては「休息・休暇・十分な睡眠(74.5%)」「運動・食事・趣味などのリラックス時間(62.7%)」「人と話す(32.4%)」が上位に。
年代別のランキングをみると、いずれの年代でも1位と2位は休暇・睡眠と、運動・食事・趣味で全体と同様の結果になった一方、20・30代のみ第3位に「服薬や心療内科の受診など(23.8%)」がランクインしている。
また、5月病による業務の影響に関しては、70.4%が「影響を感じた」と回答していることも報告された。
調査概要
調査方法:WEBアンケート
調査対象:全国の管理部門・士業
調査テーマ:「管理部門・士業の「5月病」実態調査」
有効回答数:202名
調査実施日:2024年5月8日~5月15日・5月17日~5月21日
調査主体:株式会社MS-Japan
出典元:【管理部門202人による実態調査を発表】 5月病の経験率や原因などが明らかに! 企業が取り組むべき課題とは?(株式会社MS-Japan)
※本調査のグラフ内の構成比は、小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない場合がある
まとめ
本調査では約半数が5月病の経験があると回答しており、仕事へのプレッシャーが高い人や仕事に不満を抱えている人ほど、その割合が高まる傾向にあることが明らかにされた。5月病経験者の約7割が業務に影響を感じていることからも、対策は必須と言えるだろう。
5月も終わり、症状に悩まされている従業員がいる可能性もある。従業員の状態に変化がないか、改めて気にかけておきたいところだ。オフィスのミカタでは5月病対策に関する記事を掲載している。併せて参考にしていただきたい。
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