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20代のキャリア採用を希望する企業が6割超「ポテンシャル」重視で実施

2024.06.04

株式会社学情(本社:東京都中央区)は、企業・団体の人事担当者を対象に「採用対象」に関するインターネットアンケートを実施。同社よれば、政府の方針によって従業員数301名以上の企業に中途採用比率の公開が義務付けられていることを背景に、若手のキャリア採用を強化する企業が多い傾向にあるという。そこで今回、企業が採用したいと考える年齢層について調査を実施した。ここでは調査結果の概要についてお伝えする。

特に採用したい年齢層は「26~29歳」が最多

特に採用したい年齢層は「26~29歳」が最多

本調査によると、キャリア採用において特に採用したい年齢層は「20代(26~29歳)」が45.2%で最多に。「20代(~25歳)」と回答した企業も19.1%に上っており、合わせると「20代」と回答した企業が6割以上を占めた。

対象となる年齢層については「20代(26~29歳)」が92.8%で最多となり、次いで「30代」が79.8%「20代(~25歳)」が69.7%で続いている。

また、本調査では20代を対象にしたキャリア採用において「社会人経験は求めたいが、業界/職種の経験は問わない」と回答した企業が52.9%にのぼることも明らかに。「社会人経験を問わない」と回答した企業も16.2%に達しており、合算すると「業界/職種の経験は問わない」とした企業が7割に迫った。同社は20代を対象にした採用においては、キャリア採用においても、経験よりもポテンシャルが重視されていると推察した。

調査概要

調査期間:2024年4月15日~2024年5月2日
調査対象:企業・団体の人事担当者
有効回答数:376社
調査方法:Web上でのアンケート調査
出典元:株式会社学情
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合がある

まとめ

本調査からは、キャリア採用において20代を採用したいと考える企業が6割を超えることが明らかになった。また、経験よりもポテンシャルを重視した採用活動を実施する企業が多い様子もうかがえる。

キャリア採用には「教育コスト削減」「即戦力候補獲得」といったメリットが挙げられることも多いが、自社にはない価値観や考え方を取り入れるきっかけとしてもキャリア採用は有効だと考えられる。

2024年2月に株式会社ヒューマネージが発表した調査結果では、キャリア採用シフトの傾向が強まっていることも報告された。キャリア採用を有効活用できるよう、改めて採用計画を検討する機会としていただきたい。

企業の人材採用は、「キャリア採用シフト」の傾向強まる。 過熱する人材獲得競争を背景に、応募者の〈質〉が最大の懸念に。 ~ ヒューマネージ、企業の「採用ご担当者アンケート」結果を発表 ~ (株式会社学情)