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25卒就活生の内定獲得後の動きと志望度の変化は? ジェイック調査

2024.06.05

株式会社ジェイック(本社:東京都千代田区、代表取締役:佐藤剛志)は「25卒就活生の内定獲得後の動き」に関するアンケート調査結果を発表した。ここでは調査結果の概要について紹介する。

内定確定後の就活「続けたい」約8割も第一志望でない内定企業からのアプローチで志望度変化の可能性

調査概要

調査名称:25卒就職活動『内定獲得後の動き』についての意識調査
調査対象:企業の人事責任者・担当者
調査機関:株式会社ジェイック調査
調査方法:Webアンケート
調査期間:2024年2月13日~4月28日
回答者数:106名
出典元:【調査】25卒就活生に「内定獲得後の就職活動」について調査(株式会社ジェイック)

内定獲得後の就職活動「続けたいと思う(続けている)」約8割に

内定獲得後の就職活動「続けたいと思う(続けている)」約8割に

本調査では「1社目の内定を獲得できた後、他社の選考を受け続けたいと思いますか?(内定獲得済みの方は、他社選考を続けていますか?)」との質問に対して「思う(続けている)(78.3%)「思わない(続けていない)(18.9%)」「わからない(2.8%)」との回答となり、8割近くの学生が続けたいと考えていることが明らかになった。

「思う(続けている)」と回答した理由については「より志望度が高い企業の選考を受け切りたいため(49.4%)」「第一志望ではあるが、最後まで受け切り納得した状態で就活を終えたいため(25.3%)」「内定先より、よい企業があると感じるため(14.5%)」「内定先への就職を、家族や先生に反対されているため(7.2%)」などが挙げられた。

第一志望でない内定企業からのアプローチ

第一志望でない内定企業からのアプローチ

次に本調査では「第一志望でない企業から内定を獲得できた場合、その後の企業からのアプローチによって、志望度が高まる可能性はあると思いますか?」と質問。その結果「少しあると思う(49.1%)」「あると思う(34.9%)」「あまりないと思う(10.4%)」「わからない(4.7%)」「ないと思う(0.9%)」という回答に。8割以上が志望度が高まる可能性を感じていることがわかった。

続いて「あると思う」または「少しあると思う」と回答した人に、どのようなアプローチによって志望度が高まると思うか質問。最も多かったのは「仕事内容や働き方に関する情報提供(41.6%)」と「社員や内定者との交流機会の提供(41.6%)」であった。

求めるアプローチの具体的な中身は?

求めるアプローチの具体的な中身は?

本調査は続いて、志望度が高まると考えるアプローチについて、さらに具体的な内容を尋ねている。

「仕事内容や働き方に関する情報提供」については「大変さを含めたリアルな働き方(51.4%)」「福利厚生や資格取得支援などの制度(45.9%)」「社風や社員の雰囲気について(40.5%)」「仕事のやりがい(35.1%)」を求める声が多く挙げられた。

次に「社員や内定者との交流機会の提供」についても調査。「社員との座談会(オンライン)(48.6%)」「社員との座談会(対面)(32.4%)」「会社見学や職場体験を通じた、社員との交流(29.7%)」「社員との個別面談(オンライン)(27.0%)」「内定者同士での座談会やワークの実施(対面)(27.0%)」などが上位に並んだ。

まとめ

本調査からは、内定獲得後も就職活動を続けたいと考える学生が多いこと、その理由として志望度の与える影響が大きいことがわかった。一方で、第一志望でなくても内定獲得後のアプローチによって「志望度が高まる可能性がある」と考えている学生も8割を超えている。内定後のアプローチが企業にとっていかに重要な取り組みであるかが示唆されたと言えるだろう。

同社は2024年度の新入社員を対象に実施した『就職活動とキャリア観』調査(※)で「入社の決め手」について「成長できる環境があると感じた」が第2位になったことから、リアルな情報提供が志望度を高める一助になるとの考察を示している。

リアルな情報の提供は志望度だけでなく、入社後のミスマッチ防止にもつながると考えられる。内定獲得者には社員との交流機会を作り、大変なことも含めたリアルな情報を提供していくことを検討してみてはいかがだろうか。

※出典元:【調査】2024年度の新入社員に「入社の決め手」を調査(株式会社ジェイック)