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7割以上が内々定獲得も約5割が就職活動継続予定【マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査 (5月)】

2024.06.10

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、2025年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に「マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査(5月)」を実施した。ここでは調査結果の概要について紹介する。

調査概要

マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査 (5月)
調査期間:2024年5月25日~5月31日
調査方法:マイナビ2025の会員に対するWEBアンケート
調査対象:2025年3月卒業見込みの全国の大学3年生、大学院1年生
調査機関:株式会社マイナビ調べ
有効回答数:4224名(文系男子789名 文系女子1731名 理系男子879名 理系女子825名)
出典元:25年卒の内々定率は、前年比4.2pt増の74.4% 就職活動での生成AIの利用は「エントリーシートの推敲」が最多(56.6%)(株式会社マイナビ)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合がある

5月末時点 2025年卒業予定の大学生・大学院生の内々定率

5月末時点 2025年卒業予定の大学生・大学院生の内々定率

本調査によれば、2025年卒業予定者の5月末時点での内々定率は74.4%(前年比4.2pt増)となり前年を上回っている。前月からの増加率について、昨年の4月から5月は18.2%増加していたが、今年は10.1%と、緩やかな上昇率だったことも明らかになった。

また、内々定率は例年より高いものの、未内々定者を含めた就職活動継続予定者は51.6%に及んでいる。特に内々定保有・活動継続予定の学生は昨年と同程度の2割程度だったとして、同社は大半の学生が6月も就職活動を行う予定であるとみている。

就活での生成AI活用について 3人に1人が経験あり

就活での生成AI活用について 3人に1人が経験あり

本調査では続いて、生成AI(ChatGPT等)の利用経験について質問。その結果、利用したことがある学生は62.9%、就職活動でも利用したことがあると回答したのは37.2%であった。

就職活動での利用用途としては「エントリーシートの推敲(誤字脱字のチェック、添削など)(56.6%)」「エントリーシートの作成(41.7%)」「自己分析(自己分析の深堀りなど)(28.8%)」が上位に。利用理由は「自身のアウトプットの改善・改良(57.3%)」「作業時間の短縮になるため(53.9%)」が上位となった。

まとめ

5月末時点での内々定率は前年を上回り、74.4%となっている。一方で、多くの学生が就職活動を継続する意向を示していることも判明した。

同様に25卒学生を対象とした調査を実施した株式会社ジェイックの発表によれば、第一志望でない企業から内定を獲得した後「その後の企業からのアプローチによって志望度が高まる可能性がある」と考える学生は8割以上に及ぶという。

企業側は内定を出しても安心せず、内定辞退を防ぐ内定後のアプローチに注力することが、採用活動の成否を決めるポイントとなりそうだ。

出典元:【調査】25卒就活生に「内定獲得後の就職活動」について調査(株式会社ジェイック)