掲載希望の方 オフィスのミカタとは
従業員の働きがい向上に務める皆様のための完全無料で使える
総務・人事・経理・管理部/バックオフィス業界専門メディア「オフィスのミカタ」

20代・30代正社員の生活満足度、7割以上が肯定的な意見に ジェイック調査

2024.06.19

企業向けの教育研修事業と若年層向けの就職支援事業を展開する株式会社ジェイックは、20代・30代の正社員を対象に「生活の豊かさ(満足度)」に関するアンケート調査を実施。若手社員が自身の生活にどの程度満足しているか、豊かさを感じるポイントはどこにあるのかなどを明らかにした。調査結果の概要について紹介する。

調査概要

調査名称:「生活の豊かさ(満足度)」に関してのアンケート
調査対象:同社の就職支援サービスを利用して就職・入社した20代・30代の正社員
調査機関:同社調査
調査方法:Webアンケート
調査期間:2024年5月1日~5月23日
回答者数:125名
出典元:【調査】20代・30代正社員に「生活の豊かさ」を調査(株式会社ジェイック)

7割超が自身の生活を「豊か」と実感 その理由は「健康」が最多

7割超が自身の生活を「豊か」と実感 その理由は「健康」が最多

本調査では「現在、自分自身の生活は豊か(満たされている)と思いますか?」との質問に「まぁそう思う(51.2%)」「そう思う(24.0%)」と、7割以上が肯定的な回答を寄せている。

豊か(満たされている)と思う理由としては「身体が健康だから(64.9%)」「食べるもの、住む場所に困っていないから(63.8%)」「周りとの人間関係が良好だから(53.2%)」「心が健康だから(41.5%)」「趣味が充実しているから(41.5%)」が上位にランクイン。主に心身の健康や衣食住に関する項目が4割を超える結果となった。

「仕事内容に満足しているから(38.3%)」「いつでも新しい学びを得られる機会があるから(25.5%)」「休息する時間が十分にあるから(23.4%)」「収入など、金銭面で満足しているから(20.2%)」「将来に不安がなく、安心しているから(6.4%)」と、仕事や収入、将来への不安に対して豊かさを感じる割合は下位に並んでいる。

豊かさの基準としては「心の健康(48.0%)」「金銭面での満足度(34.4%)」「身体の健康(32.0%)」「趣味や余暇時間の満足度(27.2%)」「人間関係の満足度(24.0%)」が上位に挙げられた。

まとめ

本調査結果の公開にあたって、同社執行役員の柳井田氏は、2024年3月に国連開発計画(UNDP)が公表した、世界各国の国民の豊かさを示す「人間開発指数(※)」について言及。最新の報告書によれば、日本は24位にランクインしている。

そうした中、本調査では20代・30代の正社員のうち7割以上が自身の生活を「豊か」だと認識しており、その背景に健康や衣食住への満足度があるとの結果が出た。一方で仕事や収入に関する満足度は低い状態にあることがわかっている。

柳井田氏は「豊かさの基準の2位に、金銭面での満足度が挙がったことから、今後は収入の増加が、若者の豊かさを上昇させる1つの要因になると考えます」とコメント。若者に向けて、長期的な視点でのキャリア形成を促している。

従業員に対して「仕事に満足でき、生活に豊かさを実感できる環境」を提供することで、従業員エンゲージメントの向上による企業の成長にも効果が期待できるのではないだろうか。これからの時代を担う若手に企業としてどんなサポートができるか、改めて考える機会としていただきたい。

※出典元:UNDP人間開発報告書 最新版発表: 豊かな国では人間開発が記録的水準に達する一方、 最貧国の半数の状況は後退