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部下との懇親の場、「定期的に設けている」マネジメント層は約3割 シーベース調査

2024.09.26

株式会社シーベース(本社所在地:東京都新宿区、代表取締役社長CEO:深井幹雄)は、マネジメント業務に携わる約500名に対して「上司と部下の業務外コミュニケーション」に関するアンケートを実施。従業員と組織の成長を牽引するマネジメント層が、部下とどのようなコミュニケーションを行っているのか、その実態を明らかにした。

調査概要

調査手法:インターネットリサーチ
都道府県:全国
対象者、サンプル数:480サンプル
実施日:2024年7月初旬
出典元:株式会社シーベース(上司と部下の業務外コミュニケーションに関する調査結果発表のお知らせ)

部下と業務以外の話をしているのは約4割

部下と業務以外の話をしているのは約4割

本調査ではまずはじめに、部下と業務以外の家族やプライベート、趣味などの話をするか質問。その結果「あてはまる(9%)」「ややあてはまる(29%)」と回答したのが全体の約4割となり、「あまりあてはまらない(15%)」「あてはまらない(7%)」を上回ったことが報告されている。

同質問に対する回答を年代別に見てみると、「あてはまる」「ややあてはまる」の回答は30代が5割以上でトップに。一方で最も低いのは50代で、約3割であったという。

部下と懇親の場を「定期的に設けている」のは20代が最多

部下と懇親の場を「定期的に設けている」のは20代が最多

続いて本調査では、「部下とのランチや飲み会など懇親の場を定期的に設けているか」を質問。「あてはまる(7%)」と「ややあてはまる(23%)」が合計で約3割だったのに対して、「どちらともいえない」が4割を占めていることから、同社では懇親の場は不定期に設定しているのではないかと推察している。

また、年代別では「あてはまる」と「ややあてはまる」を足した割合が最も多かったのは20代で、合計38%。従業員規模別にみると、中規模(300~1999名)の企業において「あてはまる」「ややあてはまる」が少ない回答となったこともわかった。

部下からプライベートの悩みを相談されている上司の割合は?

部下からプライベートの悩みを相談されている上司の割合は?

本調査では、部下から業務・業務外それぞれに関する悩みの相談を受けるかも尋ねている。

「業務に関する悩みの相談を受けることがある」かという質問への回答は、「あてはまる(11%)」「ややあてはまる(32%)」の合計が4割を超えた。年代別でみると「あてはまる」「ややあてはまる」を足した割合が最も多かったのは30代で半数以上となり、全年代において、4割以上のマネジメントが業務に関する悩み相談を受けていることもわかった。

一方、「業務以外のプライベートに関する悩みの相談を受けることがある」かとの質問には、「あてはまる(8%)」「ややあてはまる(25%)」と回答した割合は合わせて33%。年代別に見ると「あてはまる」「ややあてはまる」を足した割合が最も多かったのは20代で約45%。さらに従業員規模別では、最大規模(5000名~)の企業において「あてはまる」「ややあてはまる」を足した回答が34%で最多だった。

まとめ

マネジメント層の部下との業務外におけるコミュニケーションの実態が明らかになった今回の調査。定期的に場を設けているのは約3割であったものの、不定期に設定している人を含めれば、ランチや飲み会といった業務外でのコミュニケーションの場を設けるマネジメント層は、そう少なくないようだ。

「業務以外の悩み」といっても、ワークライフバランスやスキル&キャリアアップといった個人の働き方に関するものもあるだろう。部下が本当に相談したいことを気兼ねなく相談できる場を設けることも、マネジメントにおいては大切な取り組みといえそうだ。