ジャパネットが元社員を対象に「ウェルカムバック採用」を強化
株式会社ジャパネットホールディングス(本社:⻑崎県佐世保市、代表取締役社⻑ 兼 CEO:髙⽥旭⼈)は、中途採用において元社員を対象とした「ウェルカムバック採用」を強化すると発表(※)。対象者専用の応募フォームと選考ルートを用意し、即戦力人材の確保につなげていくという。
※同社の「ウェルカムバック採用制度」応募対象はジャパネットグループで正社員、年俸制契約社員としての就業経験がある人
退職した元社員の採用を強化し雇用の安定化へ
同社は通信販売事業からスタートし、現在ではスポーツ・地域創生事業や、旅行業、BS放送事業など多様な事業に取り組んでおり、グループ会社が16社、社内に存在する職種数は100種類以上に拡大。従業員の成長にあわせて、人事制度や働き方・オフィス環境も大きく変化させているという。
同社はそうした取り組みの根底には「お客様」「会社」「従業員」を大事にする“三者HAPPY”という軸があると説明。顧客はもちろん、従業員を家族のように想う「あたたかい心」と、理想に向かって本気で最後までやり抜く「ストイックさ」の両方を大切にしたいとの想いがあるとし、今回発表されたウェルカムバック採用の強化も、様々な理由で退職した元社員を対象に、培った知識や経験・スキルを活かして再び活躍してほしいとの想いで制度を構築。これを雇用の安定化につなげ、顧客や取引先にさらなる価値の還元を目指すという。
専用のフォームとカジュアル面談で疑問やギャップを解消
ウェルカムバック採用について同社は、専用の応募フォームを設け、検討中段階や選考前でのカジュアル面談を実施することも発表。再雇用を検討するうえで必要な疑問やギャップを解消し、応募者・会社ともにHAPPYな状況で働き続けることができるような選考ルートとなっているという。
まとめ
かつて働いていた企業の風土や習慣を理解しているアルムナイ(退職者や離職者)人材は、比較的早期にパフォーマンスを発揮することが期待できる。また、選考や人材育成コストを抑えられることから、人事部門担当者の負担軽減につながる可能性もある。
合わせて、現役社員にとっても会社全体の雇用が安定したうえで、一度退職しても戻りやすい職場という認識が持てることで、エンゲージメントの向上も見込むことができる。人手不足や採用難度の上昇を背景にアルムナイ人材の活用は今後も注目を集めそうだ。