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「特別なタイミングで利用できる福利厚生費」にニーズ。理想の金額は? スターツ出版調査

2024.10.07

スターツ出版株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:菊地修一)は、運営する情報サイト「OZmall(オズモール)」において、現在企業で働いている人に対し【働き方や福利厚生について】のアンケートを実施した。約500名の回答から正社員・正規職員に絞って「理想の福利厚生と補助額」についての結果を集計し、発表している。

調査概要

調査名称:「働き方や福利厚生について」に関するアンケート
調査対象:OZmall会員(働く方限定)
調査形式:Webアンケート
調査期間:2024年6月6日~6月12日
回答者数:494名(女性:430名、男性:43名、性別未回答:21名)
出典元:どんな福利厚生があったら嬉しい?理想の補助金額は?正社員に聞いた法定外福利厚生アンケートVol.3(スターツ出版株式会社)
※このアンケートでの福利厚生は「法定外福利厚生」をさす

あってうれしいのは「特別なタイミングで利用できる福利厚生費」

あってうれしいのは「特別なタイミングで利用できる福利厚生費」

同社が以前実施したアンケートVol.2(※)では「福利厚生を利用していない理由」の50%が「使いたいサービスがない」という結果が報告されている。そこで本調査では、どんなサービスがあれば嬉しいのか6つの選択肢を提示し、質問した。

その結果、最も多く選ばれたのは「誕生月(25.4%)」で、次いで「有給休暇取得時(24.1%)」に利用できる福利厚生費となっている。

また、グルメや旅行など体験に使える福利厚生費に関しては、限定のカテゴリーではなく自由度の高さが望まれていることが明らかになった。

※出典元:福利厚生 利用してる?使わない理由は? 正社員に聞いた法定外福利厚生アンケートVol.2(スターツ出版株式会社)

理想の補助額は? 利用シーンにより違い

理想の補助額は? 利用シーンにより違い

続いて本調査では、各利用シーンにおける理想の補助額について質問している。誕生月の場合、最も支持された理想額は「10000円(41.8%)」であった。

また、有給休暇の取得時に利用できる福利厚生費としては「10000円(31.0%)」「5000円(24.5%)」「3000円(15.5%)」が多く挙げられている。同社は、有給休暇取得時に支給される福利厚生費があることで、取得促進にもつながるとの見解を示した。

続いて、社内表彰制度のインセンティブについても理想の額を調査。その結果「50000円以上(36.2%)」が最も多く、次いで「30000円」「10000円」がそれぞれ23.0%で続いている。

社員同士のコミュニケーション食事代に対する補助としては「5000円(36.1%)」「3000円(23.9%)」が理想と考えている人が多いようだ。

まとめ

福利厚生制度の充実は、従業員のエンゲージメント向上や採用力の強化などに好影響をもたらす重要な取り組みだ。一方で、どれだけ制度を整備しても、従業員の理想とかけ離れた内容となっていれば、利用されることもなく、期待された効果にはつながらないだろう。

本調査では希望する福利厚生制度や補助額が明らかにされた。従業員が本当に望む福利厚生制度はどういったものなのか、本調査結果も参考に改めて検討する機会としてみては?