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「管理職になりたい・続けたい」ビジネスパーソンは約7割。志望者の傾向は? ビズリーチ調べ

2024.10.16

株式会社ビズリーチ(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:酒井哲也)が運営する研究機関、ビズリーチ WorkTech研究所は、ビズリーチ会員を対象に管理職に関するアンケートを実施した。本調査では回答者全体のうち「今後、管理職になりたい、または続けたい」と考えている人が7割を超えることが明らかになったという。ここでは経験者と未経験者それぞれの意向について紹介する。

調査概要

調査内容:キャリア観や転職に関するアンケート
調査対象:ビズリーチ会員
調査期間:2024年4月22日~5月5日
有効回答数:1290
出典元:ビズリーチ WorkTech研究所、管理職に関する調査を実施(株式会社ビズリーチ)
※各比率において、項目によっては端数処理の関係で合計が100%にならない場合がある

管理職を続けたい人が約9割 その理由は?

管理職を続けたい人が約9割 その理由は?

本調査によると、現在マネジメントを行っているビジネスパーソンのうち「今後、管理職を続けたい(60.4%)」「どちらかといえば続けたい(26.3%)」と回答した人の割合が9割近くとなっている。

「管理職を続けたい」理由としては、「組織の方向性を決める権限や責任が持てる(62.9%)」「給与(報酬)を上げたい(62.3%)」が多く、「経営者(役員含む)を目指している」はわずか3割にとどまったという。

一方で「管理職を続けたくない」理由としては、「責任やストレスを感じることが増えそう(58.8%)」「給与面でのメリットを感じない(47.5%)」「実務的な業務から離れたくない(37.5%)」などが挙げられた。

未経験者のうち管理職になりたい人は約半数

未経験者のうち管理職になりたい人は約半数

続いて、これまでにマネジメント経験のない人に今後、管理職になりたいと思うかを質問。その結果「なりたい」「どちらかといえばなりたい」の合計は53.0%で、「なりたくない」どちらかといえばなりたくない」の合計を上回っている。

マネジメント経験のない人を対象に、管理職になりたい理由を聞いたところ、「給与(報酬)を上げたい(75.2%)」が最も多く、次いで「組織や部門の方向性を決定する権限と責任を持てるから(39.9%)」「人材育成に興味があるから(39.9%)」が続いている。

同じく「なりたくない理由」には、「責任やストレスを感じることが増えそう(59.3%)」「実務的な業務から離れたくない(47.5%)」「業務や残業量が増えそう(39.0%)」が上位に並んだ。

まとめ

管理職を続けたくない、なりたくないと考えている人の多くが、責任やストレスが増える可能性を懸念していることが明らかになった。管理職を目指す人を増やすためには、報酬以外にも、管理職として働くことのメリットを伝えていくことが有効と言えそうだ。

また、管理職を続けたいと回答した人の理由をみると、スキルやキャリアの幅を広げることを理由に挙げる人はそう多くない。管理職層のモチベーションを保ち「目指される管理職」を増やしていくためには、管理職になった後のキャリアについて、より深く考えられるような研修やサポートの実施も重要ではないだろうか。