職場の忘年会、8割超が参加意向 幹事が行っている工夫は? 調整さんチーム調査
日程調整ツール「調整さん」を運営するミクステンド株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:北野智大)は、会社員や公務員など仕事に就いている「調整さん」ユーザーを対象に、2024年の忘年会に関するアンケートを実施、その結果を公表した。「忘年会離れ」が進んでいると言われる中、同調査では忘年会の幹事担当者(経験者)への質問も実施。従業員が参加しやすいよう幹事が行っている工夫についても明らかにしている。
調査概要
調査対象:「調整さん」ユーザー(会社員、自営業、経営者・役員、公務員、その他団体職員、パート・アルバイトなど)
実施期間:2024年10月8日~10月21日
調査方法:インターネットリサーチ
有効回答数:3984
出典元:調整さんチーム調査(ミクステンド株式会社)
※数値は小数点第二位以下を四捨五入し、小数点第一位で表記
「今年の職場の忘年会に参加したい」約8割。多くの幹事が何らかの工夫
本調査では、2024年の忘年会について開催・参加意向を質問。「開催/参加をしたいと思っている(50.7%)」「開催/参加を決めている(29.7%)」を合わせると、全体の80.4%が開催・参加したいと考えていることが明らかになった。
続いて、2022年末、2023年末の忘年会で幹事をした人と、今年の忘年会で幹事をする予定の806人を対象に「従業員が忘年会に参加しやすいように近年職場で行っている工夫、または行う予定の工夫」について質問。これに対して「工夫はしない」との回答は18.9%にとどまっており、幹事の81.1%が何かしらの工夫をしていることが判明した。
実際に行われている工夫としては「忘年会の費用は会社が負担する(36%)」「忘年会の時期を早める(プライベートの忘年会と日程が重ならないよう配慮)(33.3%)」「2次会は開かない(31.4%)」「お酒を飲まない人に配慮したメニューや席の配置にする(27.8%)」などが上位となった。
同じく、「若者が忘年会に参加しやすいように職場で行っている工夫、または行う予定の工夫」も自由回答で聞いており、「食べたいものを聞く」「行きたいお店を提案してもらう」といった参加者の好みに合わせる工夫や、「飲めなくても問題ない事とソフトドリンクの種類を増やしている旨を伝える」「飲まない人の料金を下げる」といったお酒を飲まない人への配慮、中には「家族同伴可能」と独自の工夫を行っているとの回答も寄せられたという。
まとめ
昨年を振り返ると、2023年に株式会社東京商工リサーチが実施した「忘・新年会に関するアンケート(※)」では、忘・新年会を開催しないとする企業が45%を超えたことが報告されており、その結果からは「忘年会離れ」が進んでいるとも言えそうだ。しかし、今回の「調整さんチーム調査」では、多くの幹事が従業員らが忘年会に参加しやすくなるような工夫を実施していることも示された。
会社として従業員のコミュニケーション促進やエンゲージメント向上といった狙いを持って開催するのであれば、参加率を上げる工夫は不可欠だろう。改めて、開催を予定している企業の担当者は、従業員に参加してもらうための工夫について検討してみては?
※出典:忘・新年会「実施予定率」は54.4% 企業の「忘年会離れ」が顕著(株式会社東京商工リサーチ)