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「採用したいのに採れない」採用ニーズと採用状況のギャップが顕著なのは「20代・30代」 ジェイック調査

2024.12.04

株式会社ジェイックは、株式会社アスマークに調査委託した「年代別の採用状況」に関するアンケート調査の結果を発表。採用ニーズと採用状況のギャップが顕著な世代を明らかにした。

調査概要

調査名称:「年代別の採用状況」についてのアンケート
調査対象:経営者・人事担当者
調査機関:株式会社アスマーク
調査方法:Webアンケート
調査期間:2024年9月22日~9月25日
回答者数:200名(従業員50名以上の企業の経営者100名、従業員100名以上の企業の人事担当者100名)
出典元:経営層・人事に年代別の採用状況を調査 「採用したいが採れない」のは20代・30代(株式会社ジェイック)

若手世代で顕著な採用ニーズと採用状況のギャップ

若手世代で顕著な採用ニーズと採用状況のギャップ

本調査ではまずはじめに「最も採用したい年代をひとつ選択してください」と質問。上位には「20代(32.5%)」「新入社員(入社1年未満)(27.5%)」「30代(21.5%)」と若い世代がランクインしたという。

次に、実際に最も採用できている年代を尋ねた結果「新入社員(入社1年未満)(28.5%)」がトップに。ニーズとの差も1ptと大きくないことが判明した。一方で、2位にランクインした「20代(24.0%)」はニーズと8.5ptの開きがある。次いで「あてはまる年代はない(18.0%)」「40代(13.5%)」「30代(11.0%)」「50代(3.0%)」「60代以上(2.0%)」との回答になったことが報告された。「30代」では10.5ptと大きなギャップがあることがわかる。

ジェイック取締役の近藤浩充氏はこの結果を受けて 「少子化による絶対的な労働人口の減少は確定した未来です。今後も採用難易度は確実に上がっていきますので、今のうちに自社なりの対応策に取り組んでいくことが大切です」とコメント。対応策として採用要件の見直しや入社後の育成施策の充実、採用ターゲットの変更などを提案している。

まとめ

中長期的な成長を考えた時に、20〜30代の若手世代を採用し、育成したいと多くの企業が目指すことだろう。採用難度が上がる中、他社と同じ採用ターゲットに絞り込む施策はより厳しさを増すことが予想される。

同社取締役の近藤氏が提案するように、採用ターゲットの要件を柔軟に考えたアプローチを実践することも、今後の採用活用においては重要となるのではないだろうか。労働条件や労働環境の整備と併せて検討するきっかけとしていただきたい。