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社内イベント反対派が47%!自由参加の雰囲気を求める声が多数 セルバ調査

2024.12.25

株式会社セルバ(代表取締役社長:中山健)は、働き方が多様化する現代において、社内イベントに対する社員の意識はどう変化しているのか把握すべく、運営するメディア「キャリアクラフト」にて調査を実施。社内イベントの賛否や成功させるためのポイントを探った。

調査概要

調査期間:2024年11月27日〜2024年12月11日
調査方法:株式会社クラウドワークスを利用
調査主体:株式会社セルバ
調査対象:現在企業にお勤めの20~50代の方
有効回答数:300
出典元:キャリアクラフト(株式会社セルバ)

拘束時間の長さや自由度の低さが参加意欲に影響

拘束時間の長さや自由度の低さが参加意欲に影響

同社によると、社内イベントに対しては「反対派(47%)」が最も多く「賛成派(23%)」「中立派(29%)」を大きく上回ったという。賛成派からは、コミュニケーションやチームワークの強化につながるとの声が寄せられる一方で、反対派からは拘束されることへの不満や、ハラスメントの温床となる可能性を指摘する声が寄せられたこともわかった。

同社はイベントごとの参加意欲についても調査。「歓送迎会」「忘年会・新年会」「飲み会」「ランチ会」といった飲食を伴うイベントは、比較的参加意欲が高い結果となったことが報告されている。一方で「社員旅行」「運動会・スポーツ大会」「お花見・BBQ」「部活」といった拘束時間が長い、または自由度が低いイベントは、参加意欲が低い傾向が見られたという。

社内イベントに期待することは?

社内イベントに期待することは?

同社は社員が社内イベントに期待するものとして「参加してもしなくてもいい自由な雰囲気(161票)」が最も多かったことを報告。次いで「費用を会社が全額負担してくれる(150票)」「楽しくリラックスできる内容(139票)」「拘束時間が短い(127票)」が上位に並んだ。

実際に「参加してよかった」と感じた社内イベントについて寄せられた体験談は「社員同士の交流が深まったイベント」「リフレッシュできたイベント」に関するものが多かったようだ。反対に「参加しなければよかったイベント」としては「拘束時間が長いイベント」や「体力面・精神面で疲れたイベント」に関する体験談が多く寄せられたという。

まとめ

社内イベントは従業員同士のコミュニケーション促進やチーム力の強化、離職率低下などを目的に実施する企業も多いだろう。しかし本調査では反対派が半数近く存在しており、実施方法によっては全くの逆効果となる可能性も十分に考えられる。

本来求めていた効果を得るためには、従業員が「参加してよかった」と思うイベントとすることが大前提だ。「参加しなければならない」ではなく「参加したい」と思われるような内容・実施方法を十分に検討する必要があるだろう。