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コワーキングスペース認知度は62%も利用率はわずか4% LINEヤフー調査

2025.02.19

LINEヤフー株式会社では、同社が保有する700万人以上の国内最大級のアクティブな調査パネルを基盤とした、スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」を運営している。今回第32弾として、日本全国の20~59歳の男女を対象に「コワーキングスペース」に関する調査を実施。現状の普及率、今後の流行予想などを明らかにした。

調査概要

LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の20~59歳男女
実施時期:2024年12月11日~2024年12月13日
有効回収数:1582サンプル
出典元:調査名(流行体感から読み解くサービス未来予測 流行予想シリーズ ~コワーキングスペース編vol.2~)
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合がある

「コワーキングスペース」の現状と認知度

「コワーキングスペース」の現状と認知度

本調査ではまずはじめに「コワーキングスペース」の現状について20歳以上の男女に調査。コワーキングスペースの認知率は全体で62%となったことが報告された。同社によれば、前回調査時から10ポイントの増加となっている。

さらに「知っているし、利用している」という回答は全体でわずか4%となり、認知度に反する利用率の低さが明らかになった。なお「知っているし、以前利用していたが、いまは利用していない」を含めた利用経験率は全体で8%だったという。

同社は男女別、年代別の分析も行っており、女性と比べて男性の利用経験率が高く、20代男性で最も高くなっていたことが報告されている。

現在の流行体感と近未来の流行予想

現在の流行体感と近未来の流行予想

次に本調査では「コワーキングスペース」を利用している人が、現在身の回りにどのくらいいると思うか質問。その結果「コワーキングスペース」の流行体感スコアは全体で「5.9」で、およそ17人に1人が利用しているイメージを持たれていることが判明したという。なお、女性よりも男性のほうがスコアは高く、年代による差はほぼなかったことも報告されている。

続いて、1年後に自分のまわりでどのくらいの人が利用していると思うかを尋ねる項目では「コワーキングスペース」の流行予想スコアは全体で「17.3」となったことが判明。およそ6人に1人が1年後に利用していそうというイメージを持たれていることになる。男女別にみると、女性のほうが男性に比べてスコアがやや高く、年代別では、20代のほうが30~50代に比べてスコアがやや高く、20代女性で最も高くなったことが報告された。

また、今後の利用の意向について、利用意向がある人の割合(「ぜひ利用してみたいと思う」「機会があれば利用してみたいと思う」の合計)は全体で25%となったことが明らかになっている。

まとめ

コワーキングスペースの活用には多様な働き方の実現や新たな人脈づくり、オフィス費用の削減など、さまざまなメリットが挙げられる。一方で、セキュリティ面への懸念や、コワーキングスペース以外の場の有用性などから、利用に積極的ではない人も少なくないようだ。

認知度自体は上昇傾向にあるものの、利用率の低さは目立つ。今後コワーキングスペースの在り方そのものが見直される時も来るのかもしれない。