『退職代行モームリ』『セルフ退職ムリサポ!』データ比較 アルバトロス調査

『退職代行モームリ』を管理する株式会社アルバトロス(本社:東京都港区、代表取締役:谷本慎二)は、退職代行がなくなる世の中を目指すという理念の元、2024年1月15日より自分で退職を確定させるサポートを行うサービス『セルフ退職ムリサポ!』を提供している。今回、退職理由や性別・年代別利用者数など、両サービスのデータを比較した結果を公開した。
調査概要
調査対象者:『セルフ退職ムリサポ!』と『退職代行モームリ』のアンケートに協力した131名と26952名
調査方法:利用者を対象にアンケートを実施
調査期間:2022年3月15日~2025年1月31日
出典元:株式会社アルバトロス
利用の経緯と退職理由の比較

同社は本レポートの公開にあたり、利用者から寄せられた退職理由を一部紹介しており、どちらのサービスの利用者においても過酷な労働環境に置かれている人が多い実態を明らかにした。また、退職代行利用者の中には、暴力を伴う重いハラスメントを受けているなどの理由から、自分で言いたくても言い出せない状況にある人もいることを報告している。
続いて同社は、両サービスにおける利用者の経緯・退職理由ごとの割合を算出。その結果、セルフ退職の利用者の特徴として「上司から退職を止められている(48.8%)」というケースが最も多いことが明らかになった。なお退職代行を利用する人では29.1%と、3割未満にとどまっている。退職代行利用者で最も多く挙げられた理由は「上司から各種ハラスメントを受けている(34.0%)」で、セルフ退職利用者においても36.3%が同回答を選択している。
男女比と年代別利用者数の比較

さらに同社は、男女比と年代別利用者数の比較を実施。男女比に関してセルフ退職は女性の利用が約6割を占めており、退職代行利用者との逆転現象が起きていることがわかる。
また、年代別の比較結果を見ると、退職代行では約1割にとどまった40代以上の利用者について、セルフ退職では約3割を占めることが判明。退職代行は10〜30代が9割近い一方で、セルフ退職は高い年齢層の利用者も多いようだ。
また、勤続年数ごとの比較結果からは、セルフ退職利用者は、退職代行利用者に比べ勤続年数が長い傾向にあることがわかった。
まとめ
長く勤めてきた会社を退職したいと考える人の場合、退職代行サービスよりも自身での退職をサポートしてくれるサービスの方が使いやすいようだ。本レポートからは、世代間での退職に対する価値観の違いもうかがえる。
働く人としては本来、どちらのサービスも不要なものとなることが理想だろう。そうした心理的安全性の高い職場は、結果的に居心地が良く働きやすい環境となる。従業員が自分の意思を安心して伝えられる環境となっているか、今一度見直す機会としていただきたい。