今では考えられない上司がいた?本当にいた怖い上司の体験談 Job総研

パーソルキャリア株式会社が運営する『JobQ Town 』は『ココだけの本音』を通じて、社会人生活で出会った、今では考えられない「本当にいた怖い上司」の体験談やそれに対する意見を、匿名社会人男女を対象に募集及び調査した結果、総投稿数568件が集まったことを報告した。寄せられた意見やその分析結果について、概要を紹介する。
調査概要
参加対象者:現在職を持つJobQ Town(ジョブキュータウン)登録者
調査条件:全国/男女/20~50代
実施期間:2025年2月14日〜2月25日
総投稿数:568件
調査方法:インターネット調査
出典元:ココだけの本音で「本当にいた怖い上司の実体験」を募集しました(Job総研/パーソルキャリア株式会社)
「今では考えられない上司がいた」100% 20代はどう捉える?

同社によると、30代〜50代のユーザーを対象に社会人生活の中で”本当にいた怖い上司”がいたか尋ねた結果「いた」が100.0%になったという。寄せられたコメントには「ノルマ未達で帰宅しようとしたら咎められた」「武勇伝や根性論に毎晩付き合わされた」「コストダウンの折衝を根性論で何とかしろと言われた」といった体験談があったことを報告した。
また、30代以降が疑問に思っていた「根性は、成果や成長に繋がりやすいと思うか」に対する20代の意見を聞くと、成長に「繋がりやすいと思う派」は71.8%で、肯定的な意見が多く集まったという。
さらに同社は、30代以降が体験した「帰宅しようとしたらノルマをクリアしてないのに帰るのか、と上司に怒られた」というエピソードについて、20代の価値観を調査。ハラスメントに該当するかについて20代では「ハラスメントだと思う派」は50.3%で「ハラスメントだと思わない派」が49.7%と、意見が割れる結果となったことが明らかになった。
ハラスメントだと思う派からは「業務時間外に仕事を強制していたらハラスメント」「追い詰められて私生活に影響したらハラスメント」などのコメントが寄せられたという。逆に、ハラスメントだと思わない派からは「成長には上司の厳しい姿勢も大切」「上司も目標達成させるために色々考えていると思う」といった声が挙げられたようだ。
まとめ
30代〜50代の100%が「今では考えられない上司がいた」と回答しており、仕事への価値観が変化していることが改めて示唆された。一方で、全ての価値観が変わったわけではなく、中には20代が共感するものもあるようだ。
ハラスメントの定義についても意見が割れる結果となっており、伝え方やその時々の場面によって捉え方が変わるケースも多くあると推察される。上司に求められているのは「叱らないこと」ではなく「受け取る側に配慮した伝え方」とも言えるだろう。
世代間での価値観の違いはいつの時代にも存在するはずだ。さらには個人によっても価値観は異なり、一概に決めつけることはできない。大切なのは互いの価値観を知り、認め合うことではないだろうか。世代を問わず安心して働ける社内環境を整備するためにも、日頃からのコミュニケーションが肝要となるだろう。