管理職「積極的に支援するメンバー」が多いほど「やりがいを実感」 リクルートMS調査
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ(本社:東京都港区 代表取締役社長:山﨑淳)は、企業で働く管理職を対象に「『管理職のメンバーに対するイメージ』とマネジメントの状態に関する調査」を実施した。本研究では、管理職の適応感ややりがい、メンバーに対するイメージに着目し、それらの関係性を分析している。
調査概要
調査対象:従業員規模300名以上の会社に勤務する22歳〜59歳の大卒・大学院卒の正社員のうち、部下のいる課長相当の管理職
調査方法:インターネットモニター調査
実施時期:2025年9月12日〜21日/26日〜29日
有効回答数:2回の調査に回答している900名のうち、回答時間・回答内容を精査し、430名のデータを分析に使用
出典元:『管理職のメンバーに対するイメージ』とマネジメントの状態に関する調査」の分析結果を発表(株式会社リクルートマネジメントソリューションズ)
メンバーを肯定的な存在と捉える管理職が多数
本調査では、管理職は成長感を感じている一方で、仕事の切迫感や疲弊感も同時に抱えていた。管理職の状態はポジティブ・ネガティブ双方の要素の中で「バランスが保たれている可能性がある」ことが示唆された。
また、管理職が抱くメンバーに対するイメージについて「信頼できる」「よく働く」「忠実」「チーム・プレイヤー」といった項目で「多い」「やや多い」と回答した割合は7割以上に。
肯定的な傾向が強く「『信頼できる』チーム・プレイヤーが多い」とう認識を持つ管理職が多いことが可視化された。一方で、主体的に組織を支えるフォロワーシップ行動をとるメンバーについては、必ずしも「多い」と認識しておらず、評価が分かれる傾向がみられている。
メンバーへの認識が「管理職のやりがい」に関連
さらに本調査では、管理職のメンバーに対する認識は、管理職自身のマネジメントに対するやりがいや肯定的感情と関連していることが判明。
特に「積極的に支援するメンバーが多い」と認識している管理職ほど、メンバーとの関係構築や育成支援といったマネジメント行動に対してやりがいを感じている傾向が見られたという。
また、積極的な支援を行うメンバーが多い管理職は、「建設的な批判行動をとるメンバーが多い」という認識が、成果実感につながっている可能性も示唆された。しかし、積極的支援を行うメンバーが少ない場合には、「建設的な批判行動を取るメンバーが多い」という認識が、管理職のやりがいや肯定的感情を低下させる傾向が見られている。
まとめ
本調査では、管理職のやりがいや成果実感が、本人の能力や負担だけでなく「メンバーをどう見ているか」に大きく左右されることが示された。管理職の疲弊や担い手不足が続く中、管理職個人に向けた研修だけでは限界がある、といえるだろう。
管理職向けの研修に加え、一般社員がわのフォロワーシップやチーム内の相互支援を育てる施策を強化する必要性や重要性が改めて可視化された。個人の能力開発はもちろん、職場全体の関係性づくりも視野に入れた「管理職支援」を実施したい。










