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人材不足で「施策やプロジェクトを断念」6割超の企業が経験 パーソルキャリア調査

2026.03.13

パーソルキャリア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:瀬野尾裕)は、2026年1月、従業員数1000人以上の企業で専門人材の確保・活用に関与する部長職以上500人を対象に「専門人材確保」に関する実態調査を実施した。

調査概要

調査名称:大手企業の「専門人材確保」に関する実態調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2026年1月5日、6日
対象  :従業員数1,000人以上の企業において、専門人材の確保・活用(採用・社内異動・外部人材
活用を含む)に関与する部長職以上の責任者500人
出典元:【大手企業 部長職以上500名調査】専門人材確保の実態と打ち手―手段・成果・投資方向性を徹底分析(パーソルキャリア株式会社)
※本調査における専門人材とは、ビジネス上の上流工程を担う高度専門人材を指しており、一般的なオペレーション人材は含まない

専門人材の不足が原因で「施策」「プロジェクト」を断念、6割超

専門人材の不足が原因で「施策」「プロジェクト」を断念、6割超

本調査では、過去1年間で、専門人材の不足が原因で断念・延期した施策やプロジェクトについて質問。その結果、6割以上が、断念・延期した経験が「ある」と回答。領域としては「新規事業開発(52.4%)」「DX推進・デジタル戦略(49.8%)」が、約半数を占めている。

経営層が求める事業推進のスピードに対して、専門人材の確保(採用・社内異動・外部人材活用を含む)のスピードが「まったく追いついていない」「やや追いついていない」と感じる人は、合計52.8%と半数以上に。一方で「十分に追いついている」と回答した人は、14.2%にとどまった。

専門人材確保「自社を選んでもらえない」2割超

専門人材確保「自社を選んでもらえない」2割超

続いて、専門人材の確保において最も課題だと感じることについて質問。その結果「求める人材はいるが、自社を選んでもらえない(22.8%)」が最多となった。「採用してもすぐに離職してしまう(6.0%)」「どのような人材が必要か定義できていない(5.0%)」は低い割合となっている。

そうした中で、専門人材の確保について今後、最も注力したい領域は「DX推進・デジタル戦略(44.8%)」「AI・データ活用(37.2%)」が多数を占めた。

まとめ

本調査では6割以上の企業が専門人材不足による、施策やプロジェクトの断念・延期を経験していることが判明。人材確保が企業の成長戦略に直結する、大きな課題となっている実態が浮き彫りになった。

人材確保のスピードが経営の期待に追いついていないとの声も多く、特にほしい人材に「自社を選んでもらえない」という課題感の大きさが目立つ。こうした中で、今後は人材獲得競争がさらに激化することが予想される。

採用チャネルの多様化やダイレクトリクルーティングの強化など、採用手法の拡充施策は今以上の強化が求められるだろう。ビジョンや成長性、働き方など「企業の魅力発信」も重要なポイントだ。また、社内人材のリスキリングやスキル転換の促進も含めて、中長期的な人材基盤の構築に取り組みたい。