掲載希望の方 オフィスのミカタとは
従業員の働きがい向上に務める皆様のための完全無料で使える
総務・人事・経理・管理部/バックオフィス業界専門メディア「オフィスのミカタ」

20~30代と60歳以上「社内での会話」に聞こえづらさの課題 GNヒアリングジャパン調査

2026.03.18

世界トップクラスのシェアをもつデンマークの補聴器メーカーの日本法人GNヒアリングジャパン株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:マーティン・アームストロング)は、職場における世代間の会話実態に着目。若手社員(20-35歳)とベテラン社員(60-75歳)を対象に調査を実施した。

調査概要

年代/調査人数:
<ベテラン社員>きこえに不安を感じている60-75歳 男女 300名
<若者社員>20-35歳 男女 300名
調査期間:2026年1月19日〜1月20日
調査方法:インターネット調査
出典元:GNヒアリングジャパン株式会社

20~30代と60歳以上の会話、「聞こえ」に課題

20~30代と60歳以上の会話、「聞こえ」に課題

本調査ではまずはじめに、若手社員に対し、職場の60歳以降の上司・先輩との会話に対する意向を質問。その結果「仕事の進め方・考え方」に関して「もっと話したい(20.7%)」「機会があれば話したい(38%)」と、約6割がベテラン社員との会話に前向きであることが明らかになった。「これまでの経験・失敗談」についても計56.7%が「話したい」と回答しており、若手社員はベテラン社員のこれまでの経験やスキルについて、もっと話をしてみたいと考えていることが可視化された。

若手社員が上司・先輩と話す際に感じる「きこえ」に関する理由を調査したところ「会話のテンポが合わない(15%)」「はっきりとした話し方にしたほうがいいと思う時がある(13.7%)」「聞き返されることがある(13%)」といった声が寄せられた。

一方、ベテラン社員が若手社員と話す際に「きこえ」に関して気になる点は「声が小さくて聞き取りにくい(26.3%)」「会話のテンポが速い(10%)」「話すスピードが速い(9.3%)」が挙げられている。

ベテラン社員の5割超が「分かったふり」経験あり

ベテラン社員の5割超が「分かったふり」経験あり

続いて、若手社員との会話で、「相手の言葉がうまく聞き取れなかった経験」については、ベテラン社員の93.3%が「ある」(「よくある」「時々ある」「ほとんどない」の合計)という結果だった。続いて、その際に聞き返さずに「分かったふり」をした経験があるかを質問。その結果、53.7%が「経験がある(よくある・時々あるの合計)」と回答した。

「分かったふり」をした理由としては「会話の内容から、何となく分かった気がしたから(45.9%)」「聞き返すのは相手に申し訳ないと感じたから(29.8%)」などが多いようだ。

ベテラン社員に対し、もし若者との会話が聞き取りやすくなった場合に期待することを質問。「より職場の人に声をかけてコミュニケーションを取れる(35.7%)」「職場での関係が良くなる(33.3%)」「若い考え方に触れられる(30%)」が上位を占めた。

まとめ

さまざまなギャップが生まれがちな、60歳以上のベテラン世代と若手世代。日頃のコミュニケーションの必要性があると同時に、若手社員の半数以上が「ベテラン世代の話を聞きたい」と考えていることが可視化された。会話が生まれやすい空間や雰囲気づくりの重要性がうかがえる。

しかし、その一方で、ベテランと若手双方がお互いの発話を「聞き取りにくい」と感じるなど、物理的なすれ違いが生じており、世代間の会話に課題が生まれている実態が明らかになった。スムーズなコミュニケーションを阻害する要因について、世代間で共通認識を持つ必要がありそうだ。

ベテランから若手への知識や経験の継承の意味も含め、コミュニケーションの活性化に向けた、関係構築や環境整備などの取り組みが必要といえるだろう。