ストレスチェックの「高ストレス者」は健康診断の「有所見率」が高い傾向 ヒューマネージ調査
株式会社ヒューマネージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:齋藤亮三)は、2023年から2025年の3年にわたり、同社が提供するストレスチェック『Co-Labo』及び健康管理システム『HealthCore』のデータを対象に、大規模分析を実施。企業で実施された「ストレスチェック」と「健康診断結果」の関連分析を発表した。
調査概要(分析対象)
調査時期:2023年、2024年、2025年の3年間
対象データ:
ストレスチェック『Co-Labo』 (『職業性ストレス簡易調査票』+独自設問が追加された調査票)、健康管理システム『HealthCore』のデータ
対象者数:37818名(延べ)
出典元:【働く人のストレス調査(第二弾)】“こころ”と“カラダ”の健康は、明らかに相関。ストレスの原因の大小より、周囲のサポートやコーピング、睡眠などが心身の健康を左右(株式会社ヒューマネージ)
「高ストレス者」は、定期健診の「有所見率」が高い傾向
同社の発表によると、企業が実施するストレスチェックで、ストレスによる不調が顕著な人や、今後さらに不調が進むリスクが高い「高ストレス者」は、健康診断の「有所見率(要再検査・要治療など、異常所見が認められた人の割合)」が高く、“こころ”の健康(ストレスチェック)と“カラダ”の健康(健診結果)には明らかな相関がみられた。
一方で、ストレスチェックの測定項目のうち「ストレスの原因(ストレッサー)」と、健康診断の「有所見率」を確認した結果、年代や性別によってばらつきがみられ、明確な相関は確認されなかったことも報告されている。
そのほか、カラダの健康と相関がみられた項目としては「上司・同僚等のサポート」「ストレスの原因への対処」「睡眠」などで、これらが低い人は、健康診断の「有所見率」が高い傾向がみられた。
※生活習慣病に関連する項目(「身体計測(BMI・腹囲)」「血圧測定」「血液検査(脂質・血糖・肝機能)」「尿検査」)において、公益社団法人日本人間ドック学会が公表する判定区分「C(要再検査・生活改善)」または「D(要精密検査・治療)」に該当する場合、有所見と判定
※ストレスチェックで、評価2以下=注意群、評価4以上=良好群とする
まとめ
本調査では、「ストレスの原因(ストレッサー)の大小」はカラダの健康との明確な関連がみられなかった。一方で、「上司や同僚のサポート(ソーシャルサポート)」「ストレスの原因への対処(コーピング)」や、「運動・身体活動」「睡眠」といった生活習慣が、カラダの健康とも関連している可能性が示唆されている。
このことから、ヒューマネージは「従業員の心身の健康管理・促進においては、職場の環境改善と並行して、これらの要素、すなわち個人や組織が持つストレス対処のための資源の拡充に取り組むことが有効と考えられます」と指摘している。
相談窓口の整備や管理職向けのラインケア研修、休暇取得や勤務間インターバルの推進など、従業員の負荷を軽減する仕組みづくりにも取り組みたい。










