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企業戦略としての社員幸福度④「Happyに働く為に今すぐ止めるべき3つのこと」 社員幸福度の高い職場づくり

2020.11.18

 目まぐるしく変化しつづけた今年も、早いもので残ること1ヵ月半となりました。
そろそろ1年が終わろうとしている今の心境はいかがでしょうか。

・外部の環境の変化に対応するのに精一杯の1年だった
・人生やキャリアを見直す1年となったが、今後について不安ばかりが残っている
・先の見通しが経たない世の中で漠然とした不安が膨らんでいる

と感じている方も多いのではないでしょうか。

 これから残りの人生を考えて、いったいどうしていったらいいのか?
日々のやるべきことの波に押しつぶされ、毎日に彩がない、と思っている方へ、
どうやったら毎日「彩り」をもって「幸福」になれるのか?
 最近は人と会う機会も少なくなり、自分の頭の中で考え、悶々としている方が
多くなっているなと感じます。
 そこで今回は、仕事含めて日々の生活をHappyに過ごす為に今すぐ止めるべき3つの
ことをご紹介します。

愚痴/不満

 皆さんの周りに「忙しい」が口癖の方はいらっしゃいませんか。
 もしくは「最近仕事どう?」と聞かれた際に「最近も忙しくて…」と何気なく答えている方は多いのではないでしょうか。
 「忙」の字は「心をなくす」という漢字の意味が示す通り、口に出しているとネガティブな雰囲気が伝染してしまいます。ネガティブな言葉はポジティブな言葉の7倍の伝染力があるので、尚更危険なのです。
そして忙しいと言い続けると何となく忙しい気になってしまうのが人間の心理です。
 
*今日から出来ること:
 「忙しい」「疲れた」等のネガティブ言葉を使わない。
 ちなみに弊社では「忙しい」の代わりに「盛り上がってる」を使っています。
 ネガティブ言葉をポジティブ言葉に変換するだけで雰囲気が明るくなりますので、
 オンラインのミーティングでも実践してみてください。

自分を他人と比較する

 世界156か国対象の国民幸福度調査(2020年)で日本のランキングは「62位」でした。先進国の中で幸福度が特に低い日本ですが、その原因の一つに「他人と比較して自分の幸せを決める傾向がある」点があります。
 実際に、日々の職場でも「私は〇〇さんと比べてまだまだです」「△さんは仕事が出来る。それなのに私は…」と自身の価値を他人と比べて決めていませんか。
 今年は時に自分を見つめ直す時間が増えたと多くの方が話す中で、つい他人と比べていないか、自分軸で物事を考えて行動できていますか?

 *今日から出来ること:
  自分にないものへ目を向けるのではなく、自分が持っている得意分野に
  目を向けてみましょう。
  完璧な人間はいないので、それぞれの得意・強みを活かして補い合うことこそ
  チームで楽しく働くコツです。

ゴシップや非難

 恐らくどの職場にもうわさ好きな人はいるのではないでしょうか?
 日本人は昔から好きであり、最近だとSNS上での誹謗中傷が大きな社会問題になっていますよね。社員同士で褒め合うことは社員モチベーションの向上に役立つのですが、物事を前進させないうわさ話や誹謗などは非生産的です。
 また、伝言ゲームの様な形でうわさ話が広まると職場の人間関係にも悪影響を与えてしまいます。
 テレワークが普及し、うわさ話をしながらランチをする、等といった機会はもしかしたら少なくなったかもしれません。ただ、次はコミュニケーションツール上でのテキストコミュニケーションにおいて、意味を履き違えた内容が噂として回ってしまう可能性も考えられます。

 *今日から出来ること:
  うわさ話や非難を受け流し、関わらない。前向きな雰囲気作りを心掛ける最初の
  一人になる。
  気持ちよく仕事をする環境作りは、ちょっとしたコミュニケーションの取り方次第で
  変わっていきます。

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 いかがでしたか?
 幸福度を上げる為の施策や情報は今やインターネット上でも溢れています。今回は視点を変えて「やめるべきこと」をご紹介しました。
 いきなり全てを変えるのは難しいかもしれませんが、考え方や行動をほんの少し変えることが楽しい職場作りへの第一歩です。

 弊社のコンサルタンティングでは、「毎日楽しいですか?」と聞いたとき、「満足しています」の回答ではなく、「とても幸せです!」と社員の全員から聞きたいと思っています。
そのためには、まずは幸福度を下げうる要因を止めてみましょう!

“Be happy at work, not just satisfied!”

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