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人事担当者必見 会社説明会、参加率を上げるには? 自社にあった新卒説明会の会場【関東版】

2019.09.26

 就活ルールが廃止されるなど、近年、採用活動の形態が変化してきている。

人材獲得競争が激化する中、企業と学生が最初に接触する「会社説明会」は重要な場だ。企業が求める優秀な人材を確保できるかは、会社説明会の出来が左右するといっても過言ではないだろう。

 説明会を実施する上で、会場選びも重要な仕事の1つだ。自社の魅力を学生に伝え、多くの応募者を獲得するにはどのような会場を選べば良いのだろうか?今回は関東エリアで会社説明会におすすめの場所をいくつか紹介する。

社内開催

 会社説明会を社内で行うと、会場費がかからない上、説明会後に社内見学なども行うことができる。また、会場準備や荷物の運搬といった手間が省けるというのもメリットの1つだ。しかし、「大人数を収容するスペースが必要」「立地条件によっては学生が集まりにくい」といった課題もある。開催規模やターゲットによっては別の会場の利用を検討しよう。

合同説明会やイベント

 たくさんの企業が集まって合同で行う説明会やイベントは、就活情報サイトの運営企業をはじめ、大学や地方自治体などが主催している。多くの学生に自社の企業を認知してもらえるのが一番のメリットだ。また自社の業界に興味がない学生にも、企業ブースに足を運んでもらえる可能性がある。しかし多くの企業・学生が参加するため、「自社が埋もれてしまう」「学生とじっくり話すことができない」というデメリットもあるようだ。ここでは、合同説明会やイベントの一例を紹介する。

小規模で、企業名を伏せた状態で学生にイベントを告知「キャリアパーク」
 職種編・志向性編・学歴編・特別編にテーマを分け、設定テーマ毎に学生を集客。どのようなタイプの学生と会いたいかに合わせて、テーマを選ぶことが可能だ。

リアライブが開催する6社合同選考会イベント「Best Match」
 6社の企業と約20~30名の学生が合同で1次選考を行える場を提供している。比較的少数の企業と学生とで密度の濃い交流ができる上、1次選考までを進められるので採用に直結しやすいのが特長。「採用人数が目標値に達していない」または「採用枠が増えた」という企業に、おすすめのイベントだ。

職業体験型のワークショップを実施「BEYOND STAR」
 キャリアに関する関心が高い学生、約120名に出会えるイベント。職業体験型のワークショップを実施することで、コミュニケーション能力や思考性を測ることができるようだ。

多くの学生と出会える日本最大級の合同インターンシップ説明会「マイナビインターンシップEXPO」
 企業がブースを設け、15分~30分程度、会社の概要やインターンシップの内容などを簡単に説明する合同説明会。
 インターンを実施することで学生の様々な角度から学生の動向を捉え、サービスに反映することができる。ターゲット層に合致した効率的な母集団形成が可能だ。

グローバル人材採用の就職イベント「マイナビ国際派就職EXPO」
 海外大学への留学生・留学経験者、高度なバイリンガル人材を対象にした、 グローバル人材採用の就職イベント。 毎年、年2回実施している。国際競争力を高めたい企業にマッチしたハイレベルな学生とのマッチングが可能だ。

レンタルスペース

 ビルや商業施設、各店の建物全体や一部スペースなどを時間単位で利用することができる。建物全体の部屋を一室ずつ貸し出すところや、店の一角にあるスペースを貸し出すところなど、大小さまざまだ。ここでは、レンタルスペースの一例を紹介する。

木をふんだんに使っている「いいオフィス」
 最大収容人数は150名。ログハウスをイメージした内装は、床や壁、アメニティにまでふんだんに木が使われ、リラックスできる雰囲気となっている。併設されたキッチンも使用することが可能だ。

木のぬくもりを伝える「シェアサロン古民家asagoro」
 西武新宿線「鷺ノ宮駅」から徒歩6分のところにあり、30名まで収容可能。築90年を超える平屋建て古民家をリノベーションしたレンタルオフィスだ。落ち着いた畳布きの部屋となっており、リラックスした雰囲気でワークショップを実施したい企業には良いだろう。

全面ガラス張り「ソラハウス」
 最大収容人数は50名。渋谷、原宿から徒歩6分のところにある全天候型ルーフトップのレンタルスペースだ。全面がガラス張りで開放感があるため、会社説明会でもお互いの本音が出てきやすいかもしれない。

和洋折衷のフォーマルな雰囲気「NATULUCK赤坂」
 最大収容人数は48名。赤坂駅から徒歩3分の好立地で、日本庭園が眺められ、格式高い家具が設置されている。老舗企業にも相応しい、高級感のある会場だ。

貸し会議室

 ビルなどの建物の部屋または個室を時間単位で利用できる。大人数にも対応可能で、「社内に適したスペースがない」「セキュリティ上、多くの学生の受け入れるが難しい」「交通アクセスが悪い」といった企業に適している。

フクラシア東京ステーション
 最大収容人数は、225名。コンセプトは「都会のオアシス」、200名以上収容可能な全10室の大型カンファレンススタジオがある。東京駅・大手町駅直結のため、アクセス良好。東京駅や大手町駅周辺に本社を構えている有名企業も多く、また新幹線移動が必要な首都圏以外の学生も集客しやすい。

駅出入口徒歩0分でホテルも併設「KFC Hall & Rooms」
 最大収容人数は500名。少人数への対応も可能。大小さまざまな全23会場の貸し会議室と、貸しホールがある。東京都営大江戸線両国駅A1出入口より徒歩0分とアクセス良好。ホテルも併設しているので遠方から参加する学生にも対応できる。

利便性の高い立地条件「ハートンホテル」
 最大収容人数は250名。りんかい線「品川シーサイド駅」A出口より徒歩1分、客室やレストランが併設されているため、遠方からの就職活動者にも対応できる。

変わった場所での会社説明会

映画館を使用した会社説明会
 総合PR会社の株式会社ベクトルは自社を舞台にした『東京PRウーマン』という映画を作成。映画館で開催した会社説明会において、先行上映した。認知されていないPR会社という世界をPRしたいと思いという想いから、映画を用いたPR手法である“ストーリープレイスメント”を取り入れた会社説明会を行ったようだ。

バスの中で会社説明会
 面白法人カヤックでは、専用バスを使用した会社説明会を開催している。バスで日本全国を順番に周り、地域の学生に会社をアピールしている。地方の学生にも、直接アプローチしやすいというメリットがあるようだ。

まとめ

 会場選びは会社の印象を左右する重要なポイントの1つだ。
 駅前など、立地の良い場所や、大小さまざまな規模にあった会場などを紹介した。

 自社にあった会場を使って会社説明会行い、アピールすることが、自社にマッチした人材確保にもつながっていくだろう。