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お祝い花・お悔やみ花の選び方とは?シチュエーションごとにおすすめの花を紹介

2021.10.08

さまざまなお祝いと、お悔やみのシーンで贈る「お祝い花」や「お悔やみ花」。取引先や関係者に贈る場合、花の選び方や贈るタイミングが気になる担当者もいるだろう。逆に、花が贈られてきた場合の対応方法について知っておきたいという場合もあるのではないだろうか。今回は、お祝い花とお悔やみ花の意味、シチュエーション別の予算やタイミング・選び方について紹介する。

目次

お祝い花・お悔やみ花とは?
●お祝い花・お悔やみ花の予算と贈るタイミング
●シチュエーション別のおすすめの花
●花が贈られてきた場合の対応
●まとめ

お祝い花・お悔やみ花とは?

「お祝い花」とは、開店祝いや昇進祝いなどのシーンで贈る花のことを言う。お祝い花には、その場の雰囲気を盛り上げたり、華やかにしたりする効果があり、日常のさまざまなお祝いの場面で用いられる。

一方で、哀悼の意を込めて贈る花を「お悔やみ花」または「供花(きょうか・くげ)」と言う。お通夜や告別式など葬儀に贈る花のことで、故人やご遺族へ弔意を表す意味を持っている。

お祝い花やお悔やみ花を贈る際には、その時々のシチュエーションに合わせ花の種類や予算、贈るタイミングを選ぶことが大切だ。

お祝い花・お悔やみ花の予算と贈るタイミング

お祝い花・お悔やみ花の予算と贈るタイミング

お祝い花やお悔やみ花を贈る場合、どの程度の予算を考えると良いのだろうか。ここでは、シチュエーションごとに「予算」や花を贈る「タイミング」を紹介する。

■開店祝い・開業祝い■
店舗をオープンした場合の「開店祝い」や、新規事業を立ち上げたり、事務所をオープンしたりした場合の「開業祝い」では、1~3万円程度の予算でお祝い花を贈るのが一般的だ。ただし、特に重要な取引先の場合は3~5万円の予算で用意するなど、取引先との関係性に合わせて予算設定をすることが望ましい。

お祝い花を贈るタイミングは、花が美しく咲いている状態で届くよう開店・開業の当日午前中または前日に到着するよう手配しよう。花が店頭などに飾られたとき、人目を惹くような華やかさを演出できるだろう。

■就任・昇進祝い■
重要な取引先で人事異動があった場合、就任・昇進祝いをするケースもあるだろう。取引先へお祝い花を贈る場合は、1~3万円程度の予算を目安として花を選ぶと良いだろう。社長就任のケースでは、さらに高額とする場合もある。

花を贈るタイミングは、就任当日から1週間以内に届くように手配するのが一般的だが、贈り先の状況や都合に配慮することも大切だ。取締役会などで就任が決まるという場合には、その後のタイミングで届くように手配しよう。

■周年祝い■
周年祝いは、店舗や会社が長く継続していること事を祝うイベントだ。取引先や得意先にお祝い花を贈る場合は、取引の規模に合わせて1~2万円程度の予算をとると良いだろう。

花を贈るタイミングは、記念日の1週間前から前日、もしくは当日午前中までが適している。周年記念の式典やパーティーなどがある場合、当日は準備等で忙しいことが想定されるため、前日までに贈っておくことが望ましい。搬入時間など、会場の指示に従って手配を進められると良いだろう。

■お悔やみ■
お通夜や告別式などに贈る供花は、別名「お別れの花」とも言われており、葬儀で故人やご遺族へ弔意を表す意味をもつ。祭壇の周りに飾られている籠盛りの供花は7千~2万円程度、斎場内や入口に飾られる大きな供花は、一基あたり1~2万円程度が相場である。

注意点として、供花を贈る際には「喪家が供花・供物を辞退されてないか」「斎場に直接、供花を届けられるのか」を事前に確認することが必要だ。贈ることが可能であれば、お通夜当日の午前中には供花が到着するよう、早めに手配できると良いだろう。

シチュエーション別のおすすめの花

お祝い花やお悔やみ花を贈る際に、どのような花を選べばよいのか悩む担当者もいるのではないだろうか。ここからは、シチュエーションに合わせた花を紹介していく。

■開店祝い・開業祝い■
店やオフィス、病院に開店祝いの花を贈る場合には、花束ではなく、そのまま飾ることができるスタンド花やアレンジメント、ブリザードフラワーなどがおすすめだ。花の種類は、縁起の良い花言葉を持つ「胡蝶蘭」や「ポインセチア」「スイートピー」などが人気である。

真っ赤な花や、赤一色のラッピングは、「赤字」や「火事」を連想させるため、取り扱いに注意しよう。このほか、「贈り先の雰囲気に合うか」「飾るスペースに対して花が大きすぎないか」など、飾り先に配慮して花選びを行いたい。

■就任・昇進祝い■
就任・昇進祝いとして花を贈る場合は、高貴で上質な雰囲気がある「胡蝶蘭」が最も人気だ。このほか、「バラ」や「ユリ」などもおすすめである。持ち帰りに配慮したい場合は、花束や小さな鉢物、アレンジメントなどを選ぶと良いだろう。

■周年祝い■
周年祝いには、その業界や地域に「根付く」という意味を込めた、鉢植えの花や植物が好まれている。花の種類は胡蝶蘭が人気で、白のほか、ピンクや紅白カラーなどもあるので、贈り先の雰囲気に合わせて選びたい。「花の本数は周年に合わせる」という風習もあり、配慮できると良いだろう。

■お悔やみ■
供花として多く使われている花は、ご冥福をお祈りする花言葉を持つ「菊」である。このほか「カーネーション」や「ユリ」「カサブランカ」なども、故人を供養する花として定番だ。供花と言っても枕花や後飾り花、仏壇の花や手元供養の花などさまざまな用途があるので、シーン合わせて選ぼう。

花が贈られてきた場合の対応

花が贈られてきた場合の対応

お祝いやお悔やみに花が届いた場合には、どのような対応をすることが望ましいのだろうか。ここでは、シチュエーション別の対応方法を紹介する。

■開店祝い・開業祝い■
開店祝いや開業祝い、周年記念祝いで花が贈られてきた場合は、店舗のお披露目会や開業・周年記念パーティーなどでの「もてなし」をお返しと考えるのが一般的だ。贈り主をこれらのイベントに招待していない、または催しとして行わない場合は、お礼の品物を贈ろう。その際は、感謝の気持ちを伝える礼状も添えるのがマナーだ。

■就任・昇進祝い■
就任・昇進祝いで花を頂いた際は、今後の付き合いを考えて、お礼状を書き、「感謝」や「今後の抱負」「変わらぬ付き合いをお願いしたい旨」を伝えよう。重要関係先など相手によっては、お礼状に品物を添えてお返しするケースもあり、検討すると良いだろう。

■お悔やみ■
お悔やみ花(供花)を頂いた場合、お返しをするという決まりはないものの、生前の故人との付き合いに対する感謝の気持ちも込めて、「お礼状」や「返礼品」を贈ることが望ましい。式典当日は準備や会の進行などが忙しいことが予想されるため、落ち着いた後に対応しよう。供花が誰から頂いたものか分かるよう、漏れの無いよう記帳しておくことが大切だ。

まとめ

お祝いの気持ちを込めて贈る「お祝い花」や、哀悼の意を示す「お悔やみ花(供花)」。これらの花を贈る場合、適した予算やタイミング、花の種類は、シチュエーションよってさまざまだ。取引先や関係者とのより良い関係を築けるよう、相手との関係性や状況に配慮した花選びを行おう。

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