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中途採用媒体おすすめ5つを紹介!利用の注意点や選定のポイントも解説

2022.04.22
オフィスのミカタ編集部

中途採用の手段として、中途採用媒体の利用を検討する担当者も多いだろう。転職者をターゲットとした求人媒体は多数あり、それぞれ特色や強みが異なるため、サイト選定に迷っている人もいるのではないだろうか。本記事では、おすすめの中途採用媒体の選定方法や料金などを解説する。中途採用媒体を導入するかやサイト選定の検討材料として、参考にしてほしい。

目次

●中途採用媒体とは
●おすすめの中途採用媒体5サイトを紹介
●中途採用媒体利用で得られるメリット
●中途採用媒体を選ぶポイント
●まとめ

中途採用媒体とは

まずは、中途採用媒体にはどのようなものが含まれるのかを簡単にみていこう。

求人媒体とは

そもそも、中途採用媒体は新卒採用媒体同様に「求人媒体」として括られる。求人媒体には、民間企業が運営するものと、ハローワークなどの公共機関が運営するものがある。

代表的な求人媒体とは
代表的な求人媒体は下記が挙げられる。

<民間企業>
・求人サイト(転職サイト)
・紙媒体(求人情報誌・新聞折込チラシ)

<公的機関>
・ハローワークのインターネット求人
・ハローワーク窓口の職業紹介

中途採用ではWeb求人媒体の活用が欠かせない
厚生労働省内に組織される「労働市場における雇用仲介のあり方に関する研究会」が2021年1月27日に発表した「求人メディアと新しいサービス形態」の結果によると、採用決定の経路として、人材紹介やハローワークの利用に比べWeb媒体などの求人メディアを利用した人が多いことが明らかになっている。中でも、複数の事業者の求人情報を集約化する「アグリゲーター」「ポータルサイト」などといった求人媒体の活用が最も多い。そのため、中途採用の業務を行う上では、企業にとっても求人媒体を効果的に活用することが、欠かせないものになっていると言える。

参考:全国求人情報協会『求人メディアの現状と新しいサービス形態』

おすすめの中途採用媒体5サイトを紹介

中途採用で活用したい、おすすめのサイトを5つ厳選して紹介するので参考にしてほしい。

リクナビネクスト
株式会社リクルートが運営する「リクナビネクスト」は、1,043万人の登録者を誇る日本最大級の中途採用媒体だ。登録者数が多いことで、より多くの人に自社の求人情報を発信できる。掲載する求人情報は、利用企業の魅力を引き出すために丁寧なヒアリングを実施している。掲載する求人の制作を行うサービスもあり、採用担当者の負担軽減にも役立つだろう。料金形態は、募集人数・募集期間・掲載情報量・掲載表示順など、ニーズに応じるプランごとに料金が異なるため、詳細は公式HPを参考にしてほしい。

参考:『【公式】リクナビNEXT』

エン転職
エン・ジャパン株式会社が運営する「エン転職」は、会員数900万人と、多くの登録数を誇る大手中途採用媒体だ。スカウト機能で自社にマッチする人材にアプローチが可能なことや、求人広告だけでなく中途採用に関わる幅広いサービスを受けられることが魅力。採用戦略の提案や、中途採用業務のノウハウの提供も行うため、採用担当者には役立つサービスだろう。

参考:『【公式】エン転職』

マイナビ転職
株式会社マイナビが運営する「マイナビ転職」も、635万人の登録者数を誇る業界大手中途採用媒体のため、影響力が大きい。登録者の属性は転職意欲の高い20~30代が多く、業種・職種・規模を問わず、幅広い求人を扱っていることも特徴の一つだ。また、スカウト・DM・コンタクトメール・マッチング機能などを備えており、求める人材を発見しやすいというメリットもある。転職フェアの開催なども展開しており、求職者との接点を広げる幅広いサポートを受けられるのも魅力と言えるだろう。料金は公式HPから問い合わせることができる。

参考:『【公式】マイナビ転職』

BIZREACH
株式会社ビズリーチが運営する「BIZREACH」は、ハイクラス求人を扱うことが特徴的な中途採用媒体だ。会員数は大手3社のサービスにはおよばないものの、厳選された人材のみを登録する仕組みがあり、即戦力人材や優秀な人材に出会えることが魅力の一つだろう。採用手法はスカウトがメインで、累計19,000社を超える企業がスカウト採用を実践している。企業の能動的なアプローチを促し、採用活動の改善の助言もしてくれるため、利用価値の高い媒体だろう。料金は公式HPからダウンロード可能なので参考にしてほしい。

参考:『【公式】ビズリーチ』

doda
パーソルキャリア株式会社が運営する「doda」は、約665万人の会員数を誇る中途採用媒体だ。レコメンド機能でユーザーとのマッチングを高める機能や、採用課題に応じたメニューを用意しサポートを実施している。職種や業種に応じた専門の転職サイトも展開しており、自社が求める人材に応じてサイトを使い分けることもできることも魅力と言える。スカウト会員データベースに直接アプローチできるサービスもあるため、スピード感をもってサイト利用開始から面接までを進めることも可能だ。転職フェアなども展開しているため影響力の大きさも魅力と言えるだろう。料金は公式HPから問い合わせることができる。

参考/関連記事:『【公式】doda』

中途採用媒体利用で得られるメリット

ここでは、中途採用媒体を利用することで得られるメリットを紹介する。

<メリット1>反響が大きい
中途採用媒体を利用する最大のメリットは、反響の大きさにあるだろう。中途採用媒体は不特定多数に向けて情報を発信することができる。一回の求人が多くの人の目にとまりやすく、応募者を集める手段として有効だろう。

<メリット2>反響を得るまでのスピードが速い
サイトを使った採用活動は、掲載内容がよければ掲載日から応募を獲得できる。採用活動に対する反応がダイレクトに得られるため、効果を実感しやすいというメリットがある。

<メリット3>費用が安い
中途採用媒体を使用する場合、人材紹介サービスを利用するよりも費用が安くなる傾向がある。大手求人サイトでも1カ月20万円程度から掲載することが可能で、応募者の数で費用が増えることもないため、費用面でのメリットが大きい。

<メリット4>スカウトメールでアプローチが可能
スカウトメールとは、自社が求める人材の条件に合致した候補者に直接メッセージを送るなどして採用につなげることができる採用手法だ。紙媒体は、応募者が求人広告やハローワークなどで採用活動を開始し、応募が来るまで活動を進めることができないのに対し、Web媒体ではスカウトメールを利用できるのが一般的だ。スカウト機能を活用すれば、企業側から応募者へ直接働きかけることができるというメリットも得られる。

中途採用媒体のデメリット
中途採用媒体を利用するデメリットは、「費用」と「手間」の2点が挙げられる。採用媒体の料金形態は、掲載課金型となっているケースが多く、サイト掲載自体に費用がかかる仕組みになっている。そのため採用人数に関わらず、一定の費用がかかることを覚えておきたい。

また、サイト掲載後の応募者対応などはすべて自社で行う必要がある。人材紹介サービスなどとは違い、面接設定・内定連絡など採用決定までに必要な細かな業務まで自社で行う必要があるため、事前にどのような応募者対応が必要になるかを整理しておくことをおすすめする。

中途採用媒体を選ぶポイント

中途採用媒体を選ぶには、4つのポイントがある。紹介するポイントを参考に選定に役立ててほしい。

<ポイント1>サイトの特性を把握する
媒体によって、年齢・性別、得意とする業種や職種、応募者の志向性などが異なる。「総合求人サイト」と呼ばれるリクナビネクストやマイナビ転職などは、全業種・職種に対応しているというメリットがある。一方で、専門性が高く、経験スキルを重視する場合や業種や職種に特化したサイトもあるため、自社が求める人材が得られるかどうか、サイトの特性を把握することが必要だろう。

<ポイント2>付属の機能を確認する
中途採用媒体を利用するメリットでも触れたとおり、スカウトメール機能を備えているかどうかは大きなポイントだ。ターゲットに対し直接アプローチできる手段となるため、採用成功率を高めるためにも、求める機能が備わっているかどうかしっかり見極め選定するのがよいだろう。

<ポイント3>原稿の修正が可能かを確認する
媒体を使用しているにもかかわらず、思ったように応募が集まらないなどの事態が発生することもある。そのようなケースでは、自社の求人ページの閲覧数や応募数などの効果を確認しつつ、求人原稿の修正を行った方がよいケースもある。媒体によっては原稿の修正ができないサイトもあるため、修正の可否を事前に確認するのがよいだろう。

<ポイント4>費用は適切かを確認する
中途採用媒体ごとに、利用価格が異なっている。選定予定の媒体に費用対効果が望めるかどうか、事前にリサーチを行うことが望ましい。予算だけで判断せず、他社の実績などを参考に費用対効果を探るのがよいだろう。

まとめ

中途採用活動を検討する上で、採用媒体の活用は大きなメリットがあると言えるだろう。自社の求める人材にアプローチし、採用活動の質を高めるため、有効な機能を備えているかなどを確認し、自社に合った中途採用媒体の活用をおすすめする。