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【2022年版】オフィス向けスマートロック5選。比較ポイントも解説

2022.11.03
オフィスのミカタ編集部

工事不要で簡単に設置できるスマートロックを、オフィスのドアに設置にする企業が増えている。解施錠管理の効率化やセキュリティ強化などのメリットがあることから、設置を検討している担当者もいるのではないだろうか。今回は、スマートロックの概要やメリット、おすすめのスマートロック5選と選び方を解説する。

目次

●【オフィス向け】スマートロックとは?
●スマートロックをオフィスに導入するメリット
●オフィス向けスマートロックの選び方。比較ポイントとは
●おすすめのオフィス向けスマートロック5選
●まとめ

【オフィス向け】スマートロックとは?

オフィス向けスマートロックとは、従来の解施錠設備に電気通信機器を取り付け、スマートフォンやICカードなどを使ってドアの施錠管理ができるシステムのこと。2015年頃から国内で流通しており、大掛かりな工事が不要で気軽に導入できるため、近年は多くのオフィスやコワーキングスペースなどで導入されている。

「入退室管理システム」との違い
スマートロックと同じようにドアの解施錠管理を行えるシステムとして、入退室管理システムがある。スマートロックと入退室管理システムとの違いは、スマートロックはドアの開閉をデジタル化するシステムであるのに対し、入退室管理システムは人の出入りを管理・記録するシステムである点だ。スマートロックにも入退室を管理できる製品はあるが、不特定多数が出入りする大規模オフィスなど、よりセキュリティを強化したい場合は、入退室管理システムの導入を検討するとよいだろう。

関連記事:『入退室管理システムとは?導入のメリットや活用例、おすすめサービス5社を紹介【資料付】』

スマートロックをオフィスに導入するメリット

スマートロックをオフィスに導入すると、どのようなメリットが得られるのだろうか。

解施錠管理の効率化
1つ目のメリットは、物理鍵が不要なため、解施錠管理が効率化することだ。物理鍵の場合、オフィスの規模や人数に応じて複数の鍵を用意したり受け渡したりするといった手間が発生する。紛失や盗難のリスクが高く、合鍵を作成する、定期的に鍵を取り替えるといった手間もかかるだろう。

スマートロックの場合、社員のスマートフォンやICカードなどが鍵の代わりになるため、オフィスの解施錠管理が楽になる。鍵となるデバイスを紛失した場合やパートやアルバイトなどに一時的に鍵を発行したい場合に、システムの管理画面上から簡単に鍵を発行できるという点も利便性が高い。

セキュリティの強化
スマートロックは、鍵ごとに入退室を制御・管理することもできる。入室できる範囲や曜日・時間帯での許可など個別の権限を付与することも可能だ。

また、鍵のかけ忘れを防止できる「オートロック機能」や異常発生時の管理者への「メール通知」や「警備連動」を備えているものもあるため、セキュリティ対策としても役立つだろう。

勤怠管理の活用
スマートロックの中には、入退室管理システムでできるような、誰が・いつ・どこに入室したかを記録できるものもある。入退室記録機能を持つスマートロックを導入すれば、社員の勤怠管理に活用できることもメリットだ。オフィスへの入退室記録で出勤・退勤の打刻を行うことができるため、アナログなタイムカードは不要となる。

入退室するだけで正確に勤怠状況を記録できるため、社員の行動把握や勤怠の不正・打刻漏れの防止にも役立つ。

オフィス向けスマートロックの選び方。比較ポイントとは

オフィス向けスマートロックにはさまざまな製品があるが、自社に適したスマートロックを選ぶには、どのようなポイントに注意すればよいのだろう。ここからは、製品を選ぶ際の比較ポイントを解説する。

【選び方1】設置方法
オフィス向けスマートロックを選ぶポイントは、スマートロックの設置方法だ。オフィス向けスマートロックには、現状の鍵の上から取り付けできる「後付けタイプ」と、従来の鍵から入れ替える「交換タイプ」の2つの設置方法がある。

後付けタイプの特徴は、両面テープで取り付けられる製品が多く、誰でも簡単に取り付けられる点だ。交換タイプは、工事は必要だが頑丈で安心できるという特徴がある。自社に適した製品を選ぶ際は、双方の特徴を比較した上で、どちらのタイプがよいのか検討するとよいだろう。

【選び方2】機能面
2つ目の比較ポイントは、自社に必要な機能を搭載しているかという点だ。オフィス向けのスマートロックにはさまざまな機能があるが、製品によってその内容は異なる。自社のスマートロックの導入目的に沿った機能を備えた製品を選ぶのがおすすめだ。

例えば、セキュリティを重視したい場合は入退室履歴が記録できる機能、勤怠管理など既存のシステムがある場合は他システムとの連携機能がある製品を選ぶとよいだろう。また、遠隔で鍵の解施錠を行いたい場合は、リモート操作機能がある製品がおすすめだ。

【選び方3】費用対効果
スマートロックを選ぶ際は、導入費用に対してどのくらいの効果が得られるのかもポイントとなる。「どのくらい解施錠管理が効率化できるのか」や「コストを削減できるのか」などを整理した上で、自社の導入目的と費用を照らし合わせて選ぶのがおすすめだ。

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おすすめのオフィス向けスマートロック5選

ここからは、おすすめのオフィス向けのスマートロックを5つ紹介する。自社に適した製品を選ぶ際の参考にして欲しい。

bitlock PRO|株式会社ビットキー
「bitlock PRO」は、端末をドアに貼り付けるだけで簡単に設置できるサービス。ススマートフォンやICカード、社員証や遠隔操作での解錠方法のほか、Apple Watchやテンキーにも対応している。なりすまし対策に効果的な顔認証モデルなどもあり、セキュリティも強固だ。時間帯・回数・対象とするドアなど解錠権限も細かく指定できるので、来客などの一時的な入室にも柔軟に対応できる。

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Remote LOCK|株式会社構造計画研究所
「Remote LOCK」は、施設の予約や受付など多様なシステムと連携し、空間ビジネスの管理・運用を効率化できるスマートロックだ。ICカードや社員証、会員証などを最大1,000枚まで登録可能。複数拠点の対応、グループ管理機能なども備えているため、幅広いビジネスシーンで活用できる。管理者は利用者毎に暗証番号やQRコードなどの鍵を遠隔発行でき、ゲストはキーレスで施設利用が可能だ。

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関連記事:『ニューノーマル時代の入室管理を実現するFeliCa対応版スマートロック「RemoteLOCK 8j-F」』

Akerun|株式会社Photosynth
「Akerun」は、ドアに後付けで設置できるオフィス向けスマートロック。社員証や交通系ICカード、スマートフォンなど多様な認証方法でドアの解解施錠が可能だ。遠隔鍵管理で、複数ドアやゲート、拠点を超えた履歴・権限もまとめてクラウド上で管理できる。公開APIによりさまざまシステムと連携ができるため、入退室から勤怠管理までを自動化することも可能だ。

公式HP:『 Akerun』

カギカン|Qrio株式会社
「カギカン」は、オフィスや店舗、レンタルスペースまで幅広く導入されているシステムだ。ドアに後付けするだけなので、簡単に設置できる。スマートフォンアプリやICカードなどに対応し、解施錠履歴と入退室履歴を記録することも可能。組織や部署ごとに入退室の権限を設定する機能や、ドアの開閉を検知し、ドアが閉まると自動でオートロックする機能も備えている。

公式HP:『カギカン』

keyvox|ブロックチェーンロック株式会社
非対面でのビジネスに欠かせないさまざまな機能が備わっている「keyvox」。入退室履歴管理はもちろん、物件在庫管理、予約・ブッキング、決済などの機能もあり、ホテルやコワーキングなどの複合施設を低コストで運営できるサービスだ。オンラインだけでなくオフラインにも対応。自動ドアや電気錠など10種類以上のロックから選べる点も特長だ。

公式HP:『keyvox』

まとめ

オフィスにスマートロックを導入すれば、解施錠管理の効率化やセキュリティの強化などのメリットがある。製品ごとに設置方法や機能などが異なるため、自社の導入目的や費用対効果などを考慮し、選択するのがおすすめだ。ここで紹介したおすすめのスマートロックも参考にしていただき、自社に最適なシステムを導入してみてはいかがだろうか。

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