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「女性が働きやすい環境を作るプロジェクト」発足。ジェンダー平等を目指し、女性リーダーの育成も

2019.05.24

 リフォーム事業を中心に3社の子会社を持つ株式会社NEXTAGE GROUP(ネクステージグループ)と、その子会社MED Communications(メッドコミュニケーションズ)株式会社(本社:東京都港区)は、「女性が働きやすい環境を作るプロジェクト」を立ち上げ、SDGs No.5「ジェンダー平等」の推進に向け貢献していく。

■SDGs No.5「ジェンダー平等」

 SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、2015年9月の国連サミットで採択されたもの。

 SDGsの中には、17の目標があり、No.5は、「ジェンダー平等を実現しよう」とし、ジェンダーの平等を達成し、全ての女性のエンパワーメントを図ることを目的としている。

 MED Communications株式会社は「ジェンダー平等の実現」を推進する企業の一つだ。

■性別に関わらず本来の能力を十分に発揮できる職場環境づくり

 女性の職場環境において仕事と育児の両立は困難な課題だ。

 働く意欲はあるものの、その環境が整っていないために退職を希望する社員もいる。その現状を受け止め職場環境の改善を図る企業側の努力も求められる。

 同社では営業・内勤・SE(サービスエンジニア)、CA(施工管理)、など全国各地の様々な部署に所属する女性社員を集め、気軽に相談できる場を提供、性別に関わらず本来の能力を十分に発揮できる職場環境を作っていくことを目指している。

■顔を合わせるから出てくる意見や悩み「あるある~」

■顔を合わせるから出てくる意見や悩み「あるある~」

 男性の多い職場では女性特有の身体の悩みや、産後復帰した際の育児との両立、ハラスメントを受けた際の相談などがしづらい環境になりがちだ。
 
 しかし、女性社員のみが集まる場を作ることで、同じ悩みや相談事を抱える仲間がいることを知り、つながりが生まれ、自然と他の悩みも相談しやすくなり、他部署の理解や、改善へ前向きになる社員が増えていく。

 初対面の女性同士であっても、男性社員に相談するより悩みを打ち明けやすいと語る社員もいた。今回あがった問題点は、役職のある女性を筆頭にその改善に向けて取り組んでいく。

■女性リーダーの育成にもつながる女子会

 「今後入ってくる新入社員が働きやすいと思う環境を作ってあげたい」、「女性社員にスポットをあて、協力して働きやすい環境を作っていけるのは嬉しい」など、今後女性社員の意見が反映されることで、どの部署でも十分に力を発揮できる環境が整っていくようだ。

 問題の改善にあたる女性役職者は社員の悩みに向き合い、改善策を話し合い行動するため、責任感や、決断力など自身であらゆる判断をしていくきっかけになり、必然的に女性のリーダーとなるための経験を積むことになる。

 同社ではジェンダー平等を念頭に、男女の性別に関係なく働きやすい環境を考え、改善活動を実施。まだ女性の管理職が少ない同社ではこの活動を通じて、問題点に主体性を持って行動していくことができるリーダー輩出を目指す。

■「女子会」概要

■「女子会」概要

名称:ハッピーウーマンプロジェクト
開催時期:月に一度開催予定
場所:MED Communications(メッドコミュニケーションズ)株式会社 大宮支店
  (住所:埼玉県さいたま市大宮区三橋3-166)
参加者:札幌、仙台、蒲田、千葉、横浜、大宮、浦和、神奈川、品川、名古屋、新大阪、堺、大阪、岡山支店に所属する女性社員(40名程が対象)
内容:
・女性同士の横のつながりを感じてもらい相談しやすい環境作り
・日々の業務での問題点のあぶり出し
・あがった問題点をプロジェクトメンバー5名で、解決にむけて話し合う

■まとめ

 ライフスタイルが変わる女性にとって仕事と育児の両立は困難な課題となっている。離職率の低下への対策や、優秀な人材確保のためにも、「女性が働きやすい会社」づくりに力を入れることが、企業にとって重要な課題となっていくだろう。