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新型コロナウイルスで女性の働き方はどう変わったのか リモートワークの実施は政府目標の「7割」に届かず

2020.05.25

 トレンダーズ株式会社(本社:東京都渋谷区/代表:黒川涼子)は、働く女性500名を対象に、新型コロナウイルス感染拡大に伴う働き方の変化について意識・実態調査を行った。

5つの職種で働く女性に聞いた!現場の声は

 新型コロナウイルス感染拡大防止にあたり、働き方においてもテレワークや時差出勤などの「新しい生活様式」が求められている。
 しかし、在宅勤務が難しい接客スタッフなど、その受け入れ方は職種ごとに異なるのが実情だ。

 そこで、今回の調査では2020年1月末以降を「新型コロナウイルス感染拡大以降」と定義し、その前後の働き方の変化を営業職、技術職、事務・企画職、サービス・販売職、専門職の5職種で各100名、計500名の女性に調査し、比較を行った。

職種によって異なるコロナショックの影響

職種によって異なるコロナショックの影響

 在宅勤務やリモートワークの実施率については、営業職に限れば約7割の達成となったが、介護職などのサービス職は現実的に厳しかったこともあり、全体では政府目標の7割に至らなかった。

 時差出勤に対応できた職種では営業職が、オンライン会議実施率では技術職がそれぞれ最も多い結果に。実施できたとしてもストレスを感じることも多く、職種によって相性のいい勤務形態は異なるようだ。

 コロナウイルスの影響で、営業職は6割程度が「残業時間が減った」のに対し、専門職は3割程度と差が大きく開く結果になった。
 収入の見込みが減った職業は営業職や接客業などのサービス職が半数。

アフターコロナを見据えて副業が人気

アフターコロナを見据えて副業が人気

 アフターコロナを見据えて、副業・複業への関心も高まった。全体の約3割が「興味を持った」と回答している。

 特に収入に対する不安のある営業職、サービス・販売職に多い傾向となり、年代では20代を中心に関心が高まっているようだ。やってみたい副業としては、商品モニターや懸賞など、在宅でできるものが多い。

長いGWは女性の3人に1人がスキルアップに

長いGWは女性の3人に1人がスキルアップに

 「スキルアップに興味がわいた」という回答は全体の4割で、実際に在宅時間が増えたことでスキルアップにチャレンジする女性も増えた。

 「関連する分野の読書」や「オンライン講座」「資格取得の勉強」など、こちらも在宅で「おうち時間」を利用してできるものが多い傾向にある。

「新しい生活様式」への課題は

 今回の調査では、職種別の「新しい生活様式」への対応の違いや、コロナショックの影響差が見られる結果となった。

 新型コロナウイルスの感染拡大を機に、副業・複業への関心を高めたり、「おうち時間」をスキルアップに活用したりしている女性も少なからずいることがわかった一方で、副業・複業のスタートにあたってはまず何から始めるべきか課題を感じる人が多数であることも明らかになった。

 アフターコロナの日本がどのように変化していくのか、今から注目だ。

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