5割の上司がリモートコミュニケーションに悩み!パワハラ防止法について知っておこう
ダイヤモンド・コンサルティングオフィス合同会社(本社:東京都港区/代表:倉本祐子、以下「ダイヤモンドコンサルティング」)は、テレワークにおけるハラスメントの実態調査を目的に、テレワーク業務で部下とコミュニケーションを取っている会社員109名を対象にインターネットによるアンケート調査を実施した。
約半数の上司がテレワーク中の部下とのコミュニケーションに悩み
リモートでの部下とのコミュニケーションの取り方について質問したところ、「かなり悩んでいる」が12.0%、「少し悩んでいる」が38.5%と、約半数が悩んでいるという回答になった。
具体的には56.4%が「部下との距離感」、49.1%が「部下の指示だしタイミング」に悩んでいるという。
要因としては、お互いの顔が見えないことや文章のやりとりだけでは表情や感情がわかりにくい、といった点があげられている。
6割がハラスメントを警戒!言葉遣いやプライベートとの棲み分けを意識
テレワークをする上で部下とのコミュニケーションをとる中で、ハラスメントにならないように普段よりも気を付けていることはあるかという質問に対しては、「はい」60.6%、「いいえ」39.4%という回答になった。
ハラスメントにならないよう気をつけている点として、「強めの言葉を避ける」「健康管理」などがあげられている。
部下に対するハラスメント防止のために必要なこととして、「プライベートとの棲み分け」「ハラスメント知識の習得」があげられていることからも、多くの上司が監視するような発言はハラスメントに値すると考えている向きが強いようだ。
同時に、何がハラスメントとされるのかはっきりとせず、慎重になっている雰囲気が感じられる。
2020年6月施行!パワハラ防止法の認知は甘い
2020年6月にはパワハラ防止法が施行される。
パワハラ防止法を知っている人は44%と多くの人がその存在を知るわけではない一方、現在知らない人でもパワハラ防止法について知りたいと思う人は約9割の人が存在することがわかった。
企業のテレワーク導入が進みオンラインでのコミュニケーションが広がる中で、リモートハラスメントなど新たなハラスメント問題が浮上してきている。
パワハラ防止法施行に合わせて、ハラスメントに関する知識を習得しておくことは重要だ。
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