「2.5次元の新人達」2020年の新入社員に合わせた適正育成法とは

若年層向けの就職支援事業を展開する株式会社ジェイック(東京都千代田区、代表:佐藤剛志)は経営者、上司、人事が知っておくべき「新入社員の特徴と指導ポイント(2020年版)」を発表した。
「2.5次元の新人達」
2020年の新入社員は、これまで当たり前のように過ごしてきた「リアルの3次元の世界」から、入社時期を境に「オンラインの2次元の世界」へと放り込まれることになり3次元と2次元の狭間で上手く立ち回ることを求められていることから、「2.5次元の新人達」と名付けた。
過去には、2016年「プログラム通りに動くペッパーくん」、2017年「スマホを持った仔犬」、2018年「水族館のやどかり」、2019年「セカンドペンギン」と発表している。
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2020年の新入社員は「デジタルネイティブ世代」
大学を卒業してストレートで入社した今年の新入社員は1997年生まれ。この世代は「Z世代」「デジタルネイティブ」などと呼ばれており、「自分が欲しい情報だけを受け取る」という傾向がある。
他人を意識している!?2020年新入社員の特徴
1、「自ら率先して動く人は少数で、良くも悪くもインフルエンサーの影響を受けやすい
2、行動で評価されることを理解し、他者からの反応を極端に気にしている
3、多様な価値観を受け入れる受容力が高く、違いを尊重しフォローし合おうとする意識が高い
4、自分の考えを伝える経験が少なく、自分の情報を極力外に出そうとしない
5、相手の改善点を率直に伝えられないなど、周りとの関係性を重視する
2020年新入社員の適切な指導方法とは
1、自発的な改善行動に前向きに取り組めるような一言など、外から見える行動を事実として伝える
2、他者との比較をして優劣にフォーカスせず、日頃からよく見守る
3、感情的に怒鳴らず、叱るときは懇切丁寧かつ具体的に叱る
4、信念を持って仕事に打ち込み、「自分の軸」を見出させる
まとめ
今回の「2020年の新入社員の特徴と指導ポイント」は、あくまでも株式会社ジェイックが感じた傾向のため、全新入社員に当てはまるわけではないかもしれない。しかし、今回のレポートの結果を踏まえて新入社員と接することで、一人一人を理解し適切な指導をしていくことが重要であるだろう。
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