「開発職」の求人は増加 コロナ禍でも採用ニーズの高い職種別人材ランキング
アスタミューゼ株式会社(本社:東京都千代田区、代表:永井歩)は研究職、技術職、開発職、専門職などの理系プロフェッショナルを中心とした採用プラットフォーム「転職ナビ」、「SCOPE」を提供している。厚生労働省発表の新規求人数が減少する中、保有する約60万件のデータを分析し、新しいチャンス「成長領域」と企業が採用を積極的に進める「職種別人材」を可視化した。
「開発職」の求人は大幅増
2020年5月の「職種別・新規求人数ランキング」を前年同月と比較すると、最も増えているのは「開発職」で4,372件も増加している。他の職種に比べて、大幅増であった。第2位は「設計職」で2,583件であった。しかし、前月と比べると半数ほど減少している。
また、1000件を超えて増加したのは「フラットパネルディスプレイ」「ファクトリーオートメーション・産業ロボット」「無線通信技術」「超小型/パーソナルモビリティ」「回路設計」であった。また、「カーエレクトロニクス」と「loT技術」は、4月に比べると上位20位にランクインした。
「運搬・清掃・包装等の職業」の求人が大幅に減少
2020年5月の新規求人数は、職業別新規求人が軒並み大幅に減少し、全体で−30.7%であった。その中でも、最も減少率が高かったのは「運搬・清掃・包装等の職業」で−40.9%、次いで「生産工程の職業」が-39.3%、「事務的職業」が−39.3%、「販売の職業」が−34.3%、「サービスの職業」が-32.8%、「管理的職業」が−31.2%、と続いた。
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オフィスで取り組む 新型コロナウイルス対策
技術者分類では「美術家・デザイナー等」の求人が前年同月比−46.4%
2020年5月の、「専門的・技術的職業の技術者別新規求人数」を前年同月と比べると「美術家・デザイナー等」が−46.4%、次いで「その他の専門的職業」が−33.0%、「医薬、薬剤師等」が−31.2%、「開発技術者」が−30.5%と続いた。ほとんどの技術者で、前年同月を−10%以上割る結果になった。
まとめ
新型コロナウイルスによる影響もあり、求人数の減少が相次ぐ中「開発職」では新規求人数が大幅に増加するなど、世の中のニーズに合わせて動いていくことも必要になってくるであろう。
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