就職人気企業の58.6%が採用減を予定 新卒に求められるスキルは「課題解決力」
アドビ株式会社(本社:東京都品川区、代表:ジェームズマクリディ)は、国内所在企業の人事担当者500名を対象に「新卒採用で企業が重視するスキル」に関しての調査を実施した。
人事担当の81.2%が「採用に影響あり」と回答
「日本の新卒採用は新型コロナウイルスの影響で変化があると思うか」と質問したところ、81.2%の人が「変化があると思う」と回答した。採用予定人数の変化については「全体」では48.2%、「就職人気企業」では58.6%が採用人数を減らす予定と回答した。
就職人気企業の73.7%が「オンライン採用」を導入
「新卒採用でオンライン採用を取り入れているか」と質問したところ、「全体」では59.6%、「就職人気企業」では73.7%が、既に取り入れていると回答した。また、「オンラインツールを使った採用を今後も取り入れていくか」と質問したところ、91.2%が取り入れていく予定だということがわかった。
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新卒に最も求めるスキルは「課題解決方法の発想力/着想力」
「新卒採用において特に重視するスキル」を質問したところ、最も多かったのは「課題解決方法の発想力/着想力」で81.6%、次いで「課題発見能力」が70.8%、「情報分析力」が48.0%と続いた。
「デジタルリテラシー」は重要度増加傾向
「新卒採用において以前よりも重要度が上がったと思うスキル」を質問したところ、「デジタルリテラシー」「クリエイティビティ/創造性」の項目が挙げられた。
「クリエイティブ系ツール」のスキルニーズが高まる
「会社で必要なデジタルリテラシー」を質問したところ、2018年の調査と比較して、「イラスト制作や加工ができること」「写真加工ができること」「アプリやWebなどが作れること」「動画編集ができること」などクリエイティブ系ツールのスキルニーズが高まっている結果となった。
就職人気企業の85.5%が「専門部署以外でもクリエイティブ系ITツールのスキルが必要」
「デザインや制作を行う特定の部署以外でも、クリエイティブ系のITツールを使いこなせる能力が必要だと思うか」と質問したところ、「全体」では70.6%が、「就職人気企業」では85.5%が必要と回答した。
具体的には「リモート営業が増え、動画でわかりやすく伝える工夫が必要になった」「人事研修でオンライン動画を作る必要がある」など、新型コロナウイルスの影響も含まれていることが伺える結果となった。
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