企業の感染予防対策、6割が「換気や除菌だけでは不安」
株式会社GoodService(本社:名古屋市中区、代表:山村秀炯)はテレワーク経験のある30代〜50代の有職者を対象に「会社の感染者予防対策」に関する調査を実施した。
9割以上が新型コロナウイルスへの不安が高まっている
「新型コロナウイルスの感染拡大は不安ですか」と質問したところ、51.1%が「非常に不安」、39.4%が「少し不安」、7.8%が「あまり不安ではない」、1.7%が「全く不安ではない」と回答した。
また、「自分自身の感染予防対策への意識は強まりましたか」と質問したところ38.3%が「かなり強まった」、57.7%が「強まった」、3.3%が「弱まった」、0.7%が「かなり弱まった」と回答した。
経路不明の感染者が増加している影響もあり、感染予防対策への意識が高まっていることが伺えた。
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9割以上が「空間」での感染を警戒
「住まいやオフィスといった空間での新型コロナウイルスへの感染リスクは気になりますか」と質問したところ、40.3%が「とても気になる」、47.5%が「少し気になる」、10.2%が「あまり気にならない」、2.0%が「全く気にならない」と回答した。
具体的には、「換気が十分にできているか」「冷房でウイルスが拡散されないか」「外出時に付着したウイルスを室内に持ち込んでいないか」「共有のものが複数あるのでウイルスがついていないか気になる」「会社のように複数の人が往来する場所できちんとした対策が取れるか不安」などの声が挙げられた。
7割以上が「会社としての感染予防対策ができていない」と回答
「現在の働き方で長時間いるのは自宅ですか?オフィスですか?」と質問したところ、50.5%が「オフィス」、39.8%が「自宅」、9.7%が「どちらも同じくらい」と回答した。
また、「あなたの会社は新型コロナウイルスの感染予防対策ができていると思いますか」と質問したところ、4.1%が「全くできていないと思う」、18.6%が「あまりできていないと思う」、61.8%が「少しはできていると思う」、15.5%が「十分できていると思う」と回答した。
「あなたの会社は感染予防対策としてどのようなことをしていますか」と質問したところ、最も多かったのは「社員のマスクの着用」で79.6%、次いで「テレワーク」が77.5%、「アルコール消毒」が75.3%、「換気」が52.0%、「ソーシャルディスタンスの確保」が51.5%、「マスクの支給」が38.3%、「体温測定」が34.2%、「空気清浄」が22.3%、「空間除菌」が9.1%と続いた。
また、「新型コロナウイルスの感染予防対策としてどのようなことをして欲しいですか」と質問したところ、最も多かったのは「テレワーク」で65.3%、次いで「アルコール消毒」が51.5%、「社員のマスク着用」が48.7%、「換気」が45.6%、「ソーシャルディスタンスの確保」が45.3%、「マスクの支給」が45.0%、「空気清浄」が41.4%、「空間除菌」が35.7%、「体温測定」が26.6%と続いた。
6割以上が「換気」だけでは不安を感じる
「換気や触れる部分の除菌だけでは感染予防対策が不十分だと思いますか」と質問したところ、61.9%が不十分だと感じている結果になった。
具体的には「感染経路の科学的立証がされていないため」「空気感染の可能性もあるから」「飛沫感染の可能性があるから」「換気の行き届かないエリアや物品を介しての感染も懸念されるため」などの声が挙げられた。
感染経路不明の感染者数の増加など、不安を感じている人は多い。社員が少しでも安心して働くことができるよう、企業側の対策は重要となってくるであろう。
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