企業のテレワーク支援「かんたんテレワークLite」提供開始

　再春館システム株式会社（本社：東京都港区、代表：西川正明）は、在宅勤務等のテレワークをセキュアに支援する「かんたんテレワーク」のLite版メニューの提供を開始した。

提供開始の背景

　新型コロナウイルス感染拡大防止対策の一環として、テレワークを導入する企業が増加している。一方で、ネットワークセキュリティ対策が万全ではない社外や、在宅のテレワーク環境を狙ったサイバー攻撃が増加している。2020年4月〜6月の被害件数は、前年と比較すると約2.7倍である。

　また、テレワークに移行することができない理由として、機密性が高い情報を扱う業務ではセキュリティ上の懸念などの課題も挙げられている。セキュアなテレワーク環境を構築するためには、専門的スキルを持つエンジニアが対応しなければならない。しかし、主に中小企業では高度なIT知識を持った人材の確保が難しく、テレワークへの移行が進んでいない。

　再春館システムは2020年5月から、テレワークに必要な仮想デスクトップ環境の構築と、セキュリティニーズをオールインワンで満たすセキュアVDI製品「かんたんテレワーク」の提供を開始していた。しかし、より多くの企業がセキュアのテレワーク環境を利用できるように、リーズナブルな価格のセキュアリモートデスクトップサービス「かんたんテレワークLite」を新たにメニュー化し、2020年8月27日から提供を開始した。

「かんたんテレワークLite」

　「かんたんテレワークLite」は、主に下記の3つのような特徴がある。

　1、テレワークに必要なセキュリティがオールインワン
　「いつでも」「どこからでも」「どのデバイスからでも」社内環境へのアクセスを暗号化通信（SSL-VPN）や、多要素認証でセキュアに実現する。また、アクセス監視機能で不正アクセスへの対応やユーザーが利用する端末への機能制限（ローカルデータ保存・プリントアウト禁止等）で企業の情報資産を守る。

　2、テレワークで利用するクライアント端末を選ばない
　社用、個人所有パソコン・シンクライアント・スマートフォン・タブレット等、HTML5対応のブラウザとインターネットがあれば、どんな端末からでも社内環境へセキュアにアクセスすることができる。利用端末への専用ソフトのインストールは不要で、既に使用している端末から即日利用可能であるため、災害時の緊急時における事業の継続性を支援する。

　3、提供は2パターンから選択可能、将来的にVDIへの移行も可能
　「かんたんテレワークLite」は、オンプレミス、クラウドの2パターンでの提供が可能。また、将来的にセキュアVDI「かんたんテレワーク」に移行する際、これまでの投資を無駄にすることなく拡張することが可能である。

まとめ

　新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、急速に普及したテレワーク。企業がテレワークへ移行する際に「セキュリティ」への不安は大きな課題となっている。今回の「かんたんテレワークLite」では、テレワークに必要なセキュリティ対策をオールインワンで提供しているということで、導入を検討してみてはいかがだろうか。

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