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経費精査AI「SAPPHIRE」通勤費/交通費を自動精算する新機能を追加

2020.11.30

 Miletos株式会社(東京都目黒区、代表:朝賀拓視)は、経費精算AI「SAPPHIRE(サファイア)」に、従業員の予定情報や勤務情報から移動経路を予測し、「通勤費・交通費」を自動精算する機能を追加した。

経費精査AI「SAPPHIRE」

 「SAPPHIRE」は、AIによる不正チェックを行う経費精査SaaSである。経費データ、勤怠データ、入館データなどからリスクの高い経費申請を洗い出し、経費チェック工数の効率化と統制の高度化、働く環境の健全化を実現する。

コロナ禍で煩雑化する経理業務

 テレワークの普及により、通勤定期代の支給を廃止し、実費精算へ移行する企業が増えている。実費精算になったことで以下のような課題が挙げられている。

 ・出勤のたびに、いつ、どの拠点へ出勤し、いくらかかったのか金額を調べてその都度申請するのは手間がかかる。

 ・承認する上長もテレワークで、申請者が実際に出社していたか正しく承認するのは困難。

 ・申請者/承認者共に、出勤のたびに申請が必要になり、精算のための作業が増加。

 ・経理担当者による不正チェック工数の増大に加え、経費の不正利用が発生する可能性がある。

 以前より処理が煩雑化し、課題は少なくないが、これらの課題が解決できれば通勤費実費化で早急なコスト削減が可能となり、数千人以上の大企業では出社率50%とした時は、1億円以上の削減につながるとも言われている。

経理業務をAIに任せて業務効率化

 経費精査AI「SAPPHIRE」の導入によって得られるメリットとして下記が挙げられる。

 1、入館情報やシフトなどのデータ連携をするだけで、「通勤費・交通費」の算定、基幹システムへの連携をAIが担い、経費利用申請が不要。

 2、申請者の出勤を裏付けるオフィスへの入退館データや勤怠データに基づいて、通勤費・交通費の実在性を担保するため、申請/承認レスを実現。

 3、ユーザー企業の規定に則ってAIが最適経路、最暦運賃を算定するため、上長や経理担当者の確認省略が可能。

 4、AIが自動で最適経路、最適運賃を算定するため不正経費利用が起きない。

 5、全行程をAIが行うため、申請者・承認者・経理担当者はより生産性の高い業務への従事が可能。

まとめ

 テレワークの普及に伴い、人々の働き方は大きく変化した。中でも、出社とテレワークを組み合わせたハイブリッドな働き方に注目が集まっている。これまでよりもオフィスへの出勤頻度が減ったことで、通勤費の支給の在り方も変化しているが、実費精算においては、申請者、承認者共にこれまで必要のなかった業務が増え、本来の業務に支障をきたすことも考えられる。経費精査AI「SAPPHIRE」に追加された新機能により、業務効率化が期待できそうだ。

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