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2020年卒の入社半年後調査 入社前と入社半年後では「満足度」に大きな変化

2021.01.12

 株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表:中川信行)は、2020年3月に卒業した全国のマイナビ就職モニター会員(有効回答数:893名)を対象に、「マイナビ2020年卒入社半年後調査」を実施した。

入社半年後の満足度は減少傾向

 2020年卒の学生を対象に、就活を終えたタイミングで「入社予定先の総合満足度」を調査したところ、5段階で最も高い「満足度5」を選んだ人は53.7%であった。対して、入社半年が経過したタイミングで「勤務先の総合満足度」を調査したところ、「満足度5」を選んだのは26.6%で、入社前の約半分に減少していることが明らかになった。

 項目別に見ると、「能力を活かせるか」「将来のキャリア展望」に関する満足度が特に減少していることがわかった。

 

 

 

インターンシップ時の満足度は入社半年後の満足度に影響

  就職活動の際に、勤務先のインターンシップに参加した人の「インターンシップ満足度」別に、入社前の「入社予定先の満足度」と入社後の「勤務先の満足度」の変化を比較した。

 「インターンシップ満足度5」を選択した人は、入社半年後の「勤務先の満足度」は大きく下がらない結果となった。一方で、インターンシップの満足度が「3以下」であった人は、入社半年後の満足度が大きく下がっていることが明らかとなった。

 

 

在宅勤務があると満足度は高い

 「入社してからの半年間で在宅勤務の日があったか」と調査したところ、71.0%が「あった」と回答した。また、そのうち44.3%が「入社初日から在宅」であったことが明らかとなった。

 そこで、「在宅勤務の有無が勤務先総合満足度に影響するか」を調査したところ、「在宅勤務あり」の方が満足度が高い結果となった。

 

 

2020年の新入社員研修は60.3%がオンライン

 内定者研修、新入社員研修に関する調査を実施したところ、56.5%が内定者研修を受け、そのうち24.8%がオンライン研修であった。新入社員研修については93.0%が受講、そのうち60.3%がオンライン研修であった。新入社員研修の時期が緊急事態宣言発令と同時期であったため、新入社員研修はオンラインでの実施が多かったことが伺えた。

 

 

まとめ

 今回の調査では、入社前と入社半年後では満足度に大きな違いがあることが明らかとなった。2020年は、新型コロナウイルスの感染拡大により世界中が大きく変化した一年でもあった。人々の働き方や価値観も変化し、企業に求められていること変わってきていると言えるであろう。入社前と入社後に大きなギャップが生じると、早期離職やパフォーマンス低下にも繋がりかねない為、事前の対策が重要と言えそうだ。

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