高知銀行の人材紹介業立ち上げにパーソルキャリアが協働へ

　株式会社高知銀行（本社：高知県高知市／取締役頭取：森下 勝彦）が人材紹介業へ参入するにあたり、転職サービス「doda」などを提供することで知られているパーソルキャリア株式会社（本社：東京都千代田区／代表取締役社長：峯尾 太郎）が協働すると発表された。

人材の課題を解決して地域経済の発展へ

　金融庁監督指針の改定により、銀行本体等が人材紹介業務を手掛けられるようになっている。これを受けて高知銀行は人材紹介業への参入を決定。地元企業の生産性向上や成長を通して、地域経済の活性化促進を目指すとしている。

　パーソナルキャリアでは、地方銀行と共に地方銀行の取引先企業における労働力不足の解消や、地域経済の活性化を目指すサービスを提供している。高知銀行とパーソナルキャリアは人材紹介業において、これをベースに協働していく。

　今回の協働では、高知銀行とパーソナルキャリアがそれぞれ保有する取引先基盤と人材紹介のノウハウをフル活用。取引先企業が抱える人材の課題を解決し、地域経済の発展へ繋げるとしている。

各社概要

＜株式会社高知銀行＞
　1930年に設立し、「熱意」「調和」「誠実」を経営理念に掲げている。地域社会にとって使命を果たし発展に貢献する銀行であることを経営目標のひとつとしており、地域活性化に向けてさまざまな外部機関と連携してきた。

＜パーソナルキャリア株式会社＞
　さまざまな事業に取り組むパーソルグループにおいて、CareerSBU（Strategic Business Unit）を担うグループ会社のひとつ。「はたらいて、笑おう。」のグループビジョンに則り、全ての「はたらく」が笑顔に繋がる社会の実現を目指して社会課題に向き合っている。2017年7月、社名を株式会社インテリジェンスから変更。提供しているサービスは人材紹介・求人広告・新卒採用支援など。【人々に「はたらく」を自分のものにする力を】を使命とし、「はたらき方」と「生き方」が融合するような、充実した「あたらしいはたらく」を創造するとしている。

まとめ

　日本企業において深刻な課題とされる労働力不足は現場への影響も大きく、働き方改革を目指す上では避けて通れない。強固な取引先基盤を持つ高知銀行と、人材紹介における豊富なノウハウを保有するパーソナルキャリアによる人材紹介業における協働は、労働力不足に悩まされる地元企業において、課題解決に向けたひとつの足掛かりとなっていくだろう。

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