働く主婦・主夫層「給与のデジタル払い利用したくない 」7割超える
仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関『しゅふJOB総研』(運営会社:株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)は『給与のデジタル払い解禁』をテーマに、就労志向の主婦・主夫層にアンケート調査を実施した。
政府による給与のデジタル払い解禁検討「知っていた」36.5%
政府が給与のデジタル払い解禁について検討していることを知っているか尋ねたところ、「知っていた」と回答する人は36.5%となった。
解禁のメリット「銀行から現金を引き出す手数料が不要」
給与のデジタル払いが解禁されることで、どのようなメリットがあると思うか尋ねたところ、最も多かったのは「口座からの引出し手数料が不要になる」だった。次いで「口座がなくても給与を受け取れる」、「社会のデジタル化が促進される」が続く結果となった。
解禁のデメリット「セキュリティが不安」
逆にデメリットとして挙げられたのは、「不正アクセスでデジタルマネーが盗まれるなどセキュリティが不安」が最多。次いで「家賃引き落としなど口座への資金移動が面倒」、「決済アプリ業者などが破綻したときに給与が保証されるか心配」が続いた。
解禁されたら利用したいか
実際に解禁されたら利用したいと考えるか尋ねたところ、「全く利用したくない」、「どちらかといえば利用したくない」が合わせて71.2%となり、「大いに利用したい」は2.6%、「どちらかといえば利用したい」は9.2%にとどまる結果となった。
調査概要
調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答:597名
調査期間:2021年5月19日(水)~2021年5月26日(水)まで
調査対象:ビースタイル スマートキャリア登録者/求人サイト『しゅふJOB』登録者のうち、家周りの仕事について「配偶者などの同居人はいるが主に自分が担当」または「配偶者などの同居人と自分で概ね平等に担当」のいずれかを選択した人。
まとめ
給与のデジタル払いについて、メリットとデメリットそれぞれの回答に対する比率を比較する限りでは、給与のデジタル払いに対して、メリットよりもデメリットを感じる人の方が多い傾向にあるようだ。DXを推進する中で、給与のデジタル払いはゆくゆくは導入される流れにあり、セキュリティや保証に関する仕組みやルールづくりが鍵と言えるだろう。
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