女性管理職100人に管理職に関する意識調査
株式会社mog(ママ、お仕事がんばって!)(本社:東京都港区、代表取締役社長:稲田明恵)は、女性管理職100人に対しインタビューを実施した。
調査結果詳細はこちら
実施背景
政府は2003年に「社会のあらゆる分野において、2020年までに指導的地位に女性が占める割合を少なくとも30%程度とする」という目標を掲げていたが達成に及ばず、年限を「2030年までの可能な限り早期」に先送りした。
女性管理職が増えない原因としてさまざまな考察が述べられているが、その実態は明らかになっていない。
そこでmogは、女性リーダーを増やすために企業に何が求められているのかを明らかにするために調査を実施した。
1.「管理職の意向が低かった」53%
実際に管理職となっている女性たちに、もともと管理職になる意向があったかを聞いたところ、管理職への意向が低かった人が半数以上を占めた。
2.半数以上が上司からの推薦
管理職になった経緯は、「上司からの推薦を受けて」が最多で半数以上。次いで「なりたいと思ったため」が約3割を占めた。自身で管理職を目指した女性は明確なキャリアアップの意欲があり、受動的に待つのではなく、自分からアピールしたり、試験を受けたり、自発的に行動に移しているのが特徴的。
3.管理職にやりがいを感じている
実際に管理職になってどう感じているかを聞いたところ、やりがいを感じている声が多く挙げられた。一方で、「1度なると辞められない」という後ろ向きの意見も。管理職になってからのモチベーションの維持や、さらに先を目指す施策や仕組みも必要であることが分かった。
4.女性管理職を増やすなら女性役員を増やすべき
女性管理職を増やす・定着させるために企業に期待することについて聞いたところ、「モチベーションを損なわない仕組み」「管理職の魅力の発信」「働き方の整備」などさまざまな意見が挙げられた。特に役員など上位層の男性比率が高いと男性視点に偏る傾向になるため、「もっと女性役員を増やすべき」という声が目立った。
調査概要
調査対象:企業で正社員として働いている管理職の女性
調査期間:2021年2~4月
調査方法:オンラインヒアリング
まとめ
本調査により、女性管理職を取り巻く課題として、「経営陣・上級管理職」「会社の制度や文化」「女性自身」の3つのポイントが重要だとわかった。自社の現状を見つめ直すヒントとしてみてはいかがだろうか。
<PR>