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【テクノロジー企業500社にアンケート調査】約半数がデジタル人材の採用戦略を最重視

2021.10.15

外資系人材紹介会社ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社(本社:港区、マネージング・ディレクター:グラント・トレンズ、以下ヘイズ)はこの度、約500社のテクノロジー企業を対象にアンケート調査を行った。

約半数が採用戦略を最重視

回答を寄せたテクノロジー企業のうち、45%の企業が「採用戦略は、会社全般の生産性改善に影響する」と答えている。

新型コロナウィルス感染症が世界的に流行したことをきっかけに、過去2年で多くの企業がデジタル化を加速。この結果、計画的な採用戦略の展開が昨今では特に重要になっている。テクノロジー依存度の高まりを受け、IT分野のスペシャリストに対する人材ニーズは急増し、テクノロジー産業は大きく活性化した。

2021年、日本のデジタル環境において重要な課題とされてきたのがセキュリティ。このため、今後数ヶ月間は、サイバーセキュリティや情報セキュリティ、ビックデータ、人工知能などの分野全般で、関連テクノロジーのスペシャリストに対する需要が飛躍的に高まることが予想される。企業の戦略を大局的な視点から実行できる、即戦力人材が、今後の転職市場で優位に立つものとみられる。

採用プロセスでAIを活用する意義と注意点

デジタル人材の獲得競争がヒートアップする中、企業は自社の採用プロセスを見直す必要がありそうだ。人材を惹き付け、その人材との交流を強化していくためにも、素早い進化が求められている。

自動化やAIは、より求職者の視点に立ったアプローチを可能にする。さらに、採用プロセスを継続的に試験評価することで、常に最適な採用活動を展開することが可能になる。結果的に、選考過程をより公正に進め、自社にマッチした求職者を採用し、将来の人材パイプラインを確保出来るようになるのだ。

しかし、自動化やAIに依存しすぎないよう注意することも必要である。これらに使用するパラメーターは、必ず人間が管理することが重要だ。AIやデジタルツールを上手く活用すれば、確かに採用プロセスは最適化され、適切な採用活動を展開出来る。しかし、忘れてはならないのは、人材の採用、特に採用基準の作成や人間関係の構築、相手に見合ったチャンスの提供などの行為には、人間らしさが感じられることが重要なのだ。

まとめ

バランスの良い企業文化の醸成や人材育成方法の確立、長期的な視野に立った採用戦略の策定などを中心に、自社のタレントマネジメントを振り返ってみてはいかがだろうか。

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