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クラウドERP「ZAC」適格請求書等保存方式に準拠した請求書が作成可能に

2022.06.02

クラウドERP「ZAC」(以下、ZAC)を提供する株式会社オロ(本社:東京都目黒区、代表取締役社⻑:川田 篤 以下、オロ)は、2023年10月1日より開始するインボイス制度への対応として、適格請求書等保存方式に準拠した請求書作成がZACで可能になったことを発表した。

インボイス制度の概要および対応が求められる背景

インボイス制度の概要および対応が求められる背景

2023年10月1日に開始予定のインボイス制度は、標準税率と軽減税率が併用されている際にも正しい税額を計算可能にすること、および益税(事業者が消費者から預かった消費税が一部納入されずに、事業者の利益となること)を解消することを目的とした制度。

インボイス制度に対応するには、下記5点の取り組みを進める必要がある。
・適格請求書* の要件を満たした請求書フォーマットの準備
・適格請求書発行事業者の登録申請手続き(2023年3月31日まで)
・得意先に向けた登録番号の周知
・仕入先の事業者登録状況の確認
・請求書保存に関する運用ルールの見直し(電子帳簿保存法への対応)

* 適格請求書:売り手が買い手に対して、正確な適用税率や消費税額などを伝えるために必要な記載がなされた請求書のことを指す。

もしインボイス制度への対応を行わない場合、自社・取引先の双方が仕入税額控除(消費税の二重払いを解消する制度)を受けられないことがデメリットとなる。

上記の背景を踏まえて、オロは基幹業務システムであるZACでインボイス制度に対応すべく、適格請求書等保存方式に準拠した請求書の作成に対応した。

ZACで対応する機能の概要

ZACで適格請求書等保存方式に準拠した請求書を作成できる。現行の「区分記載請求書」の記載事項に加えて、新たに「登録番号」「適用税率」「消費税額等」等の表示に対応した。「登録番号」(適格請求書発行事業者番号)は、自社情報のマスタに登録されている番号を表示する。

請求書の書式対応に加えて、消費税額の計算方法についても、適格請求書で認められている「一の適格請求書につき、税率ごとに1回の端数処理」を行う方法を採っている。

オロでは今後も継続的にZACの機能強化を実施し、業務効率化・生産性向上に資する基幹業務システムとしてユーザーが便利に利用できるよう取り組んでいく。

株式会社オロ

本社所在地:〒153-0063 東京都目黒区目黒3-9-1 目黒須田ビル
創業:1999年1月20日
資本金:1,193百万円
従業員数:単体253人/連結441人(2021年12月31日現在)

まとめ

インボイス制度に対応していなければ、自社・取引先の双方が仕入税額控除を受けられないことになってしまう。2023年10月のスタートに向けて、早めの対応が必要だろう。