「ロールモデル不在」約7割、半数以上が「必要」と認識 LinkedIn調査
LinkedIn(リンクトイン、日本法人所在地:東京都港区、日本代表:田中若菜)は、全国の20~69歳の正社員、及び経営者・役員の1200名を対象に「キャリア形成とロールモデルに関する実態調査」を実施した。
調査概要
調査時期:2026年3月30日~4月1日
調査方法:インターネット調査
調査対象:①全国の20歳~69歳の正社員:1000名
②全国の20歳~69歳の経営者・役員:200名
調査主体:LinkedIn調べ
出典元:LinkedIn
※小数点第一位を四捨五入しているため、合計が 100%にならない場合がある
約7割が「ロールモデル不在」を自覚も半数以上が「必要」
本調査では、ロールモデルが「いない」人は約7割(68.2%)にのぼる一方、その半数以上(50.1%)が必要性を感じており、キャリア形成での“出会いの機会不足”が浮き彫りになった。
Z世代・ミレニアル世代はSNSを含め、複数人をロールモデルに
また、Z世代・ミレニアル世代では、ロールモデルとして職場など身近な存在に加え、SNSでの発信をしている人物を参考にする割合(Z世代:22.5%、ミレ二アル世代:21.7%)が高く、複数人をロールモデルとしている割合も他世代より高い傾向がみられた。
キャリア形成におけるロールモデル有無の実態
続いて、ロールモデルの有無が職場評価・キャリア意識に与える影響について調査。職場満足やキャリア意識には約2倍以上の差が見られ、将来のキャリアについて「キャリア志向がない」と回答した人は全体で50.5%にのぼる一方、ロールモデルがいる人では8.8%まで低下した。
経営者・役員と会社員の職場評価・キャリアに対する意識
職場評価・キャリア認識について、経営者・役員と会社員の意識の違いを分析。キャリア認識について会社員と経営層の間でギャップが見られている。
会社員では職場評価やキャリア認識にネガティブな回答が相対的に多かった。一方、経営者・役員では「どちらともいえない」とする回答が多く、制度の“整備不足”と“現場への伝わりにくさ”という両面の課題が浮き彫りになった。
まとめ
LinkedInの調査では、約7割が「ロールモデル不在」と回答しながら、半数以上が必要性を感じている実態が明らかになった。さらに、キャリア形成支援が制度設計だけでなく、“参考にできる人との接点づくり”まで求められている様子もみられている。
特に若年層では、社内だけでなくSNS発信者など複数のロールモデルを参考にする傾向があり、従来型の画一的なキャリアパス提示では不十分になりつつある。また、経営層と現場社員でキャリア認識にギャップがあることから、制度を整えるだけでなく、実際に活用されている実感を持てる運用が重要になると考えられる。
社内メンター制度やキャリア対話の機会創出、多様な働き方事例の可視化などが、エンゲージメント向上や離職防止につながる可能性がある、といえるだろう。









