変化するビジネスコミュニケーションを研究する「NEOビズコミ研究所」新設

株式会社ネオジャパン(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:齋藤晶議)は、DXの浸透やテレワークシフト等でコミュニケーションの在り方が変化していることを受け、現代ビジネスパーソンのコミュニケーション実態を把握・研究すべく、『NEOビズコミ研究所』を立ち上げた。初回の研究テーマは「チャットツール」。近年、ビジネスの現場で浸透が進む「チャットツール」の利用実態を詳らかにするため、全国のビジネスパーソン400名を対象に、「チャットツールに関する実態調査」を実施した。
調査概要
調査対象:業務でチャットツールを使う20代~50代のデスクワーカー400名
調査期間:2022年8月~9月
調査手法:Web調査
効率が「上がった」派が多数

チャットツールを使用しているビジネスパーソンに尋ねたところ、導入により「業務効率が上がった」と考える層が全体の65.8%となった。なお、回答の傾向に大きな年代差は見られず、若年層からベテランまでその恩恵を感じていることがうかがわれる。
チャットツールの利点

具体的にはどんな部分に利点を感じているのだろうか。「効率が上がった」と考える理由を問うと、「短文でのやりとりで完結するから」(72.9%)が最多となった。
年代差が出たのは「業務や内容ごとにスレッドを分けられるから」で、若年層(20代+30代)が17.7%だったのに対し、ベテラン層(40代+50代)は29.4%おり、ベテランほど多くのプロジェクトを抱え、各プロジェクトごとにチャットツールを使いこなしスレッド別に管理しながら業務に当たっていると推察された。
8割がチャットツールで「上手にコミュニケーションできている」

業務の効率性だけでなく、「相手との意思疎通」という部分において上手にコミュニケーションできているかを尋ねてみると、「上手にコミュニケーションできている」と考える人が79.8%にも上った。この傾向に性差や年代差は見られない。
Eメールとの「書き方」の差は

「Eメールと比較しての書き方の差」について尋ねたところ、「なるべく短文で済ませるようにしている」(58.8%)が1位で、全体の5割を超えた。これは微差ながら、上の世代のほうがその傾向が強く、若年層(20代+30代)が53.5%だったのに対し、ベテラン層(40代+50代)は64%となっている。
まとめ
調査の結果から、年齢を問わずチャットツールを使いこなす様子がうかがえた。多くの人が効率が上がったと感じていることからも、積極的な活用が一層進んでいくのではないだろうか。