情シス担当者6割以上が「シャドーAI利用が増えている」 freee調査
フリー株式会社(本社:東京都品川区、CEO:佐々木大輔)は、全国の情報システム部門(以下:情シス)の担当者633名を対象に「シャドーAI(※1)」および「シャドーIT(※2)」に関する実態調査を実施した。
※1)シャドーAI:企業や組織のIT・セキュリティ部門が公式に承認・管理していない生成AIツールやサービスを、従業員が独断で業務に利用すること/※2)シャドーIT:企業・組織のシステム部門が把握・許可していない、従業員が個人所有のデバイス(スマートフォン、PC)やクラウドサービスを業務に利用すること
調査概要
調査期間:2026年5月15日~5月17日
調査方法:Webアンケート方式
調査対象:企業の情報システム部門を担当する全国の20代以上の男女
回答者数:633名
出典元:freee、「シャドーAI」の急速な普及に伴い情シス担当者を対象とした 「シャドーAI」と「シャドーIT」の比較に関する調査結果を公開(フリー株式会社)
情シスの66.0%が「シャドーAI」の増加を実感
本調査では「2025年と比較して、2026年の方が従業員の『シャドーAI』の利用は増えていると感じるか」という質問に対し、66.0%が「はい」と回答したことが明らかになった。
理由として「スマートフォンで、AIを活用する従業員が増えたため(214名)」「様々なAIを活用したツールが増えたため(202名)」「拡張機能などにより、意識せずにAIを利用するケースが増えたため(175名)」という回答結果だった。
「シャドーAI」と「シャドーIT」のリスクについて
続いて「『シャドーAI』と『シャドーIT』の利用ではどちらのほうがリスクがあると思うか」という質問では「シャドーAI(47.2%)」が「シャドーIT(27.5%)」を大きく上回った。一方で「わからない」と回答した人も25.3%に上り、多くの人が「シャドーAI」のリスクを懸念しつつも、その具体的な影響範囲や脅威の度合いについて、まだ明確に判断できていない可能性がうかがえる。
また「シャドーAI」と「シャドーIT」の可視化状況については「完全に可視化できている」と回答した企業は「シャドーAI:13.6%」「シャドーIT:13.2%」と、どちらもわわずか1割強。「全く可視化できていない」や「わからない」の割合も含め、両者の管理状況に関する数値にほとんど差は見られない結果であった。
なお、それぞれへの対策ができているかをたずねた項目で「はい」と回答した割合は「シャドーAI:42.3%」「シャドーIT:46.3%」と、こちらも大差ない結果だった。
まとめ
情シス担当者の66%が「シャドーAI」の増加を実感する一方、4人に1人がリスクを判断しきれていない実態が明らかになった。注目すべきは、生成AIが個人利用レベルで急速に浸透し、従来の「シャドーIT対策」だけでは管理しきれなくなっている点だ。
特に、スマートフォン利用やブラウザ拡張機能経由など「無自覚な利用」
が増えていることは、情報漏えいや機密データ学習リスクにつながると考えられる。
従業員へのAI使用ルールの整備はもちろん、推奨ツールの明示、ログ管理、AIリテラシー教育を組み合わせた、実効性のある運用が急がれる。











