西濃シェンカー株式会社　東京・天王洲オフィスを全面リニューアル

西濃シェンカー株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役社長：オン シュウウェイ）は、東京本社・東京支店（東京都品川区）のオフィス（約2,255平米）をフルリノベーションし、2022年11月1日に正式オープンした。

リノベーション実施の背景

同社では、業務拡大・増員に伴いオフィススペースの効率的な活用が課題となっていた。また、新型コロナウイルス禍において、お客様へこれまで以上に高品質で迅速なロジスティクスサービスを提供するための業務効率化にも焦点を当てたことがリノベーション実施の背景だ。

これまでにも、同社ではいち早くリモートワークやデジタルな働き方を打ち出してきた。加えて今回のリノベーションでは、”Activity Based Working”（以下ABW）と呼ばれる「社員が業務に応じて働く場所を選ぶ」オフィスへと転換。同時に社員が快適に働くためのウェルビーイングの観点を取り入れた。

この結果、緑があふれるリラックスした環境、先進的なデジタルツールの利用、そして様々な異なるタイプのワークプレースを設置することで、さらなるコミュニケーションの活発化と業務効率化を実現することができたという。

リノベーションのポイント

新しい働き方への移行の必要性は、新型コロナウイルス感染症拡大により加速度を増した。同社では、よりデジタルな働き方、インフラやセキュリティの拡充、社員のエンゲージメントを考慮し、“New Ways of Working”という、デジタル、セキュリティ、人事制度を整備した上で、業務内容により社員が自律的にオフィスワークとリモートワークを選択する効率的な働き方を策定した。

特に、オンラインでのつながりが増えていく中、社員同士のコミュニケーションが最重要だと考えているため、コミュニケーションを活性化・円滑化するためのしかけをオフィス内の至る所に設置。また、役員個室や部長席の廃止を行うことで旧来のカルチャーからの脱却を図り、若手社員のためのフラットでオープンなカルチャーを発信するオフィスへと変革を遂げているという。

全体的なデザインコンセプトやカラーコーディネートは親会社であるDBシェンカー（本社：ドイツ・ベルリン）のカンパニーカラーを採用。シェンカーのブランドが強く感じられるデザインとなっている。また自然環境を意識した要素もバランスよく取り入れた。

フロアごとに設けられた集中スペースは吸音機能を持たせ、照明も工夫。同エリアに設置されている個人ブースのみならず、Web会議用個室、1on1会議室などを設け、コンフィデンシャルな会話でも機密が保てるよう配慮されている。

まとめ

コロナ禍においてオフィスの在り方を見直した企業、見直しの必要性を感じている企業は多いようだ。今後見直しを行っていく企業には、同社の取り組みも参考になるのではないだろうか。