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社会人2~4年目、離職意向がある人は仕事における壁に多々遭遇【若手社員の意識調査】

2022.11.29

株式会社ラーニングエージェンシー(旧トーマツ イノベーション株式会社、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:眞﨑大輔)およびラーニングイノベーション総合研究所では、社会人2~4年目の900人に対し、2022年7月に直面している壁に関する意識調査を行った。調査結果は4回に分けて公表したが、今回新たに特別編として、離職意向の有無に関する調査結果を公表した。

調査結果の概要

■社会人2年目、離職意向ありの9割が「仕事を進める上での困難」に遭遇。「自分の知識・スキルへの不安」は離職意向ありがなしより31ポイント以上高く最大差
■社会人3年目、離職意向ありの約7割が「仕事の量が多い」、約6割が「キャリアへの不安」を実感。意向なしとそれぞれ28ポイント以上の差
■社会人4年目、離職意向ありの5割以上が「職場の文化が合わないことがある」と回答。意向なしより26ポイント以上高く、最大差
■離職意向のある2年目、意向なしよりも10ポイント以上高い割合が「仕事を進める上で相談相手がいない」。意向なしよりも、プレゼンテーション力・ビジネスライティング力のスキル不足も実感
■離職意向のある3年目、意向なしよりも11ポイント以上高い割合が「キャリアについて相談する相手がいない」。「やりたい業務ではない」状況に仕事の飽きも感じている
■離職意向のある4年目、意向なしよりも16ポイント以上高い割合が「自由度のある職場」を求める。また、「やりたい業務ではない、仕事の意義がわからない」状況に仕事の飽きも感じている

調査概要

【ラーニングエージェンシー「若手社員の意識調査(社会人2年目~4年目の直面する壁 特別編 離職意向別)」】
調査対象者:22~34歳の社会人2年目~4年目の就労者
調査時期:2022年7月22日~7月25日
調査方法:調査会社によるインターネット調査
サンプル数:900人 <社会人2年目>300名、 <社会人3年目>300名、 <社会人4年目>300名
*各設問において読み取り時にエラーおよびブランクと判断されたものは、欠損データとして分析の対象外とした
*構成比などの数値は小数点以下第二位を四捨五入しているため、合計値が100%とならない場合がある

*調査詳細

まとめ

近年問題視されている若手社員の離職率。本調査から、離職意向のある人の方が、意向のない人に比べて、壁を感じる傾向にあることが明らかとなった。若手社員の早期離職防止の対策には、各年次で感じている様々な壁を理解したうえで、年次に合わせた成長環境を準備し、一人ひとりに合わせたキャリア形成に取り組むことが必要といえるだろう。