理想の夏の働き方「テレワーク」6割超、猛暑・酷暑懸念 Job総研調査
パーソルキャリア株式会社が運営する調査機関『Job総研』は、446人の社会人男女を対象に「2026年 夏のはたらき方実態調査」を実施。夏の出社予定と理想のはたらき方、夏の暑さが仕事に及ぼす影響や酷暑日の出社意欲、夏の出社や通勤の負担、そして職場の熱中症対策の理想と実態を調査した。
調査概要
調査対象者:現在就業中のJobQ Town(ジョブキュータウン)登録者
調査条件:全国/男女/20~50代
調査期間:2026年5月20日~5月25日
有効回答数:446人
調査方法:インターネット調査
出典元:Job総研『2026年 夏のはたらき方実態調査』を実施しました(Job総研/パーソルキャリア株式会社)
今夏の出社予定「出社が多い派」が7割超
本調査ではまずはじめに、今夏の出社予定と理想の夏のはたらき方について質問。予定としては「出社が多い派」が76.0%で過半数を占めた一方で、理想の夏のはたらき方は「テレワーク希望派」が61.7%だった。
夏の暑さが仕事に及ぼす影響については「影響する派」が90.1%と大半を占める結果に。具体的な影響としては「集中力が続かなくなる(61.9%)」「移動負担による疲れやすさ(55.7%)」「作業スピードの低下(38.6%)」が挙げられている。
酷暑日には「出社したくない派」が7割超
出社したくない最高気温としては「猛暑日:35℃以上(38.1%)」「真夏日:30℃以上(32.5%)」という結果だった。今年、気象庁が定義した40℃以上を指す「酷暑日」の出社意欲については「出社したくない派」が73.3%で、多数派だった。
また、夏の出社で負担を感じる場面は「自宅から駅までの移動(56.1%)」「通勤中の汗やにおい対策(49.8%)」「満員電車・バス(48.9%)」との回答が上位を占めている。
夏の通勤について「通勤だけで体力を消耗する(55.6%)」「汗やにおいが気になる(53.8%)」「通勤が年々辛い(43.5%)」と考える人が多いことが明らかになった。
職場の暑さ・熱中症対策「あり」が6割超も「不十分派」が7割超に
続いて本調査では、職場の暑さ・熱中症対策の有無について質問。その結果「対策あり」が61.4%で過半数を占めた。
具体的な対策としては「空調温度の調整(59.9%)」「クールビズや軽装の推奨(40.1%)」「飲料や塩分補給用品の設置(32.1%)」が挙がっている。
一方で、職場の熱中症対策状況をたずねた項目では「不十分派」が70.9%に。企業に求める酷暑日の暑さ対策としては「テレワークの推奨(58.7%)」「出社判断を個人に委ねる(36.3%)」「飲料や冷却グッズの支給(32.7%)」が多く挙げられた。
まとめ
本調査からは、夏場の労働環境において「職場」だけでなく「通勤」そのものが大きな負担となっている実態が明らかになった。職場では一定の暑さ対策が進んでいるものの、従業員の約7割が対策を不十分と感じており、特に通勤時の体力消耗や熱中症リスクへの配慮が課題となっていることがうかがえる。
空調管理や飲料提供といった従来の対策に加え、酷暑日のテレワーク活用や時差出勤の導入、服装ルールの柔軟化など、働き方そのものを含めた環境整備を検討する必要があるだろう。
2025年から強化された職場の熱中症対策義務への対応と合わせて、従業員の安全確保と生産性維持を両立する仕組みづくりを進めていきたい。










