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Deel、HRIS(人事情報システム)市場に参入 〜 200名未満の企業に無償提供を開始 〜

2023.01.31

米国発のグローバルHR企業のDeel Inc.(本社:米国 カリフォルニア州 サンフランシスコ、CEO: Alex Bouaziz、以下 Deel)は、新機能のDeel HR、米国向け給与計算、Deel Engageを発表し、初めてリモートワーカーの雇用、管理、給与支払いをひとつのプラットフォームでコンプライアンスに準拠しながら対応できるようにした。

概要

多くの企業はグローバルなチーム管理のためだけに最大16の異なるツールを利用している。そこでDeelは、グローバルチームの雇用、管理、給与支払いに必要なすべてをひとつのプラットフォームで合理化した。

これらの動きは、Deelが2022年を迎え、2021年末のARR5,700万米ドルから400%以上増加し、ARR2億9,500万米ドルとなったことを受けたもの。また同社は2022年9月以降、EBITDAがプラスになったことを確認した。Emerson Collectiveからの新規投資と既存投資家の参加により、Deelは120億米ドルの評価額となった。Deelは現在、Nike、Shopify、Klarnaなどの顧客を含め、15,000社以上の顧客を有している。

新機能について

新機能について

【Deel HR】
グローバルに通用する初の人事情報システム(HRIS)で、現地従業員から海外従業員まで、グローバルな従業員全体をコンプライアンスに基づいて管理するために必要なすべての機能を備えている。Deel HRは従業員200名未満の企業には無料で提供され、およそ2万米ドルの節約になる。

【米国向け給与計算】
従来サポートしてきた国での給与計算に加えて、米国での給与計算のサポートも開始した。Deelの自動化された給与計算により、企業はグローバルおよび直接雇用の従業員の管理と給与支払いをすべて一ヶ所で行うことができる。Deelは現在、独自のインフラと社内の給与計算エキスパートにより100カ国以上をカバーしており、アウトソーシングや追加料金は必要ない。

【Deel Engage】
人事関連SlackとMicrosoft TeamsのプラグインがDeel HRに接続され、分散したチームがより強い文化を築き、チームコラボレーションを高め、休暇申請、1 on 1、候補者紹介、メンバー同士のマッチングなどを管理できるようにする。

まとめ

新機能のリリースにより、リモートワーカーの雇用、管理、給与支払いをひとつのプラットフォームでコンプライアンスに準拠しながら対応できるようになった本サービス。グローバルな働き方を導入している企業からの注目を集めそうだ。