更年期症状を抱える男女の85%が辛さを我慢している【株式会社ツムラ調査】

株式会社ツムラ(以下、同社)は、前年に続き2023年も20代〜60代男女を対象とした更年期に関する調査を行い、その結果を公表した。
更年期症状「隠れ我慢」の実態
同社は、更年期症状に対して心身の不調を我慢していつも通りに仕事や家事を行うことを「隠れ我慢」と定義。更年期の症状を自覚している男女各100人に「隠れ我慢」をすることがあるかと聞くと、男女とも約3人に1人が「頻繁にある」(36.0%)、約2人に1人が「時々ある」(49.0%)と回答している。
隠れ我慢の症状としては疲れやすさや肩こりなどの症状が多く挙げられ、我慢する理由としては休むと家事や仕事に支障がでることや周りに負担をかけたくない等が上位に挙がっていた。一定の症状を自覚しつつも、休む選択を取れない割合が多いようだ。

更年期症状へのサポートとして望むことや対処法
更年期症状のサポートとして望むことについては、男性は「具体的な対処法を知りたい(46.0%)」女性は「体調が悪い時は休む時間・日が欲しい(64.0%)」が最多となった。更年期症状経験者の声としては「きちんと病院を受診することが大事」「無理をせず自分と向き合う良い機会と思ってほしい」など自分をまずは労ること、その上で必要であれば病院受診するというポジティブに向き合うことを勧めるアドバイスが多く見られた。

まとめ
更年期症状について、疲れやすさや集中力の低下、肩こりなどの自覚症状があるものの我慢している方が多い結果となった。企業としては、更年期前から症状に対する知識を深める機会や更年期症状に悩む従業員のサポート体制の構築が重要となるだろう。
調査概要
■実施時期:2023年9月12日(火)~9月14日(木)
■調査手法:インターネット調査
■調査対象:全国の20代〜60代男女各600人
(うち、更年期の症状を自覚する40代〜60代男女各100人)
過去に更年期症状を経験した男女各100人ずつ
■実査委託先:楽天インサイト
※構成比(%)は小数第2位以下を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合あり