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25卒学生【就職活動の早期化に関する調査】企業への要望は「他社との差別化ポイントや強みを教えてほしい」

2023.12.08

新卒学生の特性マッチングサイト「Future Finder®」を運営する株式会社ジェイックが「2025年卒業学生の就職活動の早期化」に関するアンケート調査結果を公開した。

調査概要

調査名称:「2025年卒業学生の就職活動の早期化」に関するアンケート
調査対象:「Future Finder®」に登録した2025年卒学生
調査機関:自社調査
調査方法:Webアンケート
調査期間:2023年10月7日~11月19日
回答者数:170名

調査結果詳細はこちら

就職活動「早期化を感じる」が8割超

就職活動「早期化を感じる」が8割超

「先輩の話や想定していたスケジュールと比較して、就職活動は早期化していると感じますか」という質問に対して、「感じる」が84.1%、「わからない」が13.5%、「感じない」が2.4%という結果になった。

就職活動の早期化に伴い企業に求めたいこと

就職活動の早期化に伴い企業に求めたいこと

同社は就職活動の早期化に伴い、学生が企業に求めたいことを調査。学生からの回答は「会社説明会で、他社との差別化ポイントや強みを教えてほしい」が43.5%で最多となった。その他の回答は下記の通り。

■早期から、社員と話せる機会を設けてほしい(座談会など) 31.2%
■早期から、質問の量と質を求めないでほしい 27.1%
■早期から、志望動機をきくことはやめてほしい 21.8%
■リアルで話せる機会を作ってほしい 15.3%
■プロフィールを見てからスカウトを送ってほしい 12.9%

調査結果から、会社説明会や社員と話せる機会がある機会は学生にとって重要事項だと言える。また、早期から志望動機をきくことはやめてほしいという意見も上位にあることから、会社のことや社員のことを知った上で志望動機を考えたい学生も少なからずいそうだ。

早期化のメリットとデメリット

早期化のメリットとデメリット

学生が就職活動の早期化のメリットと感じることとしては「早い段階で内定を獲得できる」が80.0%で最多。次いで「安心感や余裕も持って、就職活動に臨める(40.0%)」「様々な業界・職種を見ることができ、視野が広がる(30.0%)」が続いたことも明らかになった。

逆にデメリットと感じることは「学業や部活動、アルバイトとの両立が大変」が74.1%で最多となった。次いで「選考の情報公開日が企業によりさまざまなので情報収集が大変(72.9%)」「いつ就職活動を終えればよいかわからない(38.2%)」「選考内容が変化しており、先輩の体験記があまり参考にならない(25.3%)」が続いている。

まとめ

Future Finderメディア事業部長の佐藤氏は調査結果を受けて「各企業の多様な選考スケジュールを把握し、取捨選択しながら納得のいく就職活動を進めるには、各企業の強みなど、いわゆる学生側が『この企業の選考に進みたい』『この企業で内定を承諾したい』と思える決め手となる情報が必要となっていると見受けられます。そのため企業は、このような学生の状況や心境を考慮したうえで採用広報・選考を進めること、また早期の選考においては、個人のスキルや経験のみでなく、将来性や熱意、ビジョンなど個人のポテンシャルを重視した選考を取り入れることなどが、今まで以上に必要になっていると考えます」 と述べた。

早期化に伴い企業側にも対応内容やスケジュールに変化が起きているだろう。オフィスのミカタでは、より効率的な採用活動を行っていく上で重要となる採用管理システムの選び方について解説している。就職活動の在り方が変化しつつある、このタイミングに一度見直してみてはいかがだろうか。

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