オフィスのミカタとは
従業員の働きがい向上に務める皆様のための完全無料で使える
総務・人事・経理・管理部/バックオフィス業界専門メディア「オフィスのミカタ」

「将来やキャリアについて考える時間が必要」約9割|20代の正社員に“キャリア形成”に関する意識調査

2024.01.18

企業向けの教育研修事業と若年層向けの就職支援事業を展開する株式会社ジェイックは、同社の就職支援サービスを利用して就職・入社した20代の正社員に対して行った「キャリア自律」についてのアンケート調査結果を公開した。

約9割が「キャリアや将来について考える時間が必要」

約9割が「キャリアや将来について考える時間が必要」

同社が「自身の今後のキャリアや将来について、考える時間は必要だと思いますか?」と質問したところ86.0%が「そう思う」と回答している。

「そう思う」と回答した理由として最も多く挙げられたのは「現在の仕事の目的や目標を考えるため(41.8%)」となった。続いて「自分の価値観にあったキャリアを築くため(28.2%)」「自分のキャリアをどう築くかの責任は、会社でなく自分にあるため(25.5%)」が多く挙げられている。

業務時間外で今後のキャリアや将来について考える機会

続いて同社は「業務時間外で、自身の今後のキャリアや将来について、考えることはありますか?」と質問。その結果79.7%が「ある」と回答した。

同社はさらに「ある」と回答した人に対し、その頻度を尋ねた。最も回答が多かったのは「週に1回程度(52.9%)」で、次いで「月に1回程度(41.2%)「3カ月に1回程度(5.9%)」という結果になった。

同社はキャリア自律の認知率についても調査を実施。「キャリア自律(自律的にキャリア開発を行っていくこと)とは何か、知っていますか?」との質問に対して「キャリア自律という言葉を知らない(初めて聞いた)」が81.2%で最多回答となった。

調査概要

調査名称:「キャリア自律」に関するアンケート
調査対象:株式会社ジェイックの就職支援サービスを利用して就職・入社した20代の方
調査機関:株式会社ジェイック
調査方法:Webアンケート
調査期間:2023年9月19日~11月29日
回答者数:128名
出典元:20代の正社員に“キャリア形成”に関する意識調査を実施 ー約9割が「将来やキャリアについて考える時間が必要」と回答ー

まとめ

ジェイック取締役・教育事業部副部長兼Kakedas取締役の東宮氏は、本調査結果を受けて「個人のキャリア希望に合わせた目標設定や人事配置を行えると、定着率やエンゲージメントの向上に繋がるため、1on1や社内研修の中で、社員自身がキャリアについて考える機会や、会社側が個人のキャリア希望を把握する機会を設けられると良いでしょう」とコメントしている。

厚生労働省はキャリア形成・学び直し支援センターを設置し、企業・団体向けにキャリアコンサルティングやセルフ・キャリアドックの導入支援などを実施している。併せて参考にしていただきたい。

参考:厚生労働省キャリア形成・学び直し支援センター 企業・団体の方へ