掲載希望の方 オフィスのミカタとは
従業員の働きがい向上に務める皆様のための完全無料で使える
総務・人事・経理・管理部/バックオフィス業界専門メディア「オフィスのミカタ」

【調査リリース】ノンデスクワーカー「情報共有」と「新人教育」に課題|株式会社スタメン

2024.01.24

株式会社スタメン(東京本社:東京都千代田区、代表取締役:大西泰平)が開発・提供する「TUNAG」は、ノンデスクワーカー1192名を対象に、働き方の実態に関する調査を実施した。

「ノンデスクワーカーの働き方実態調査2024(TUNAG)」特設ページ

調査実施の背景

ノンデスクワーカーとは、パソコンを使わず、現場での作業に従事することの多い就業者のことで「日本の全就業者の約57%(3822万人)がノンデスクワーカーである」という調査結果(※)もある。ノンデスクワーカーは、机でパソコン業務を行うことの多いデスクワーカーとは全く異なる働き方をしている。

そこで同社は今回、小売、飲食、美容、製造、物流・運送、介護・医療など、さまざまな現場で働くノンデスクワーカー1192名を対象に、働き方の実態に関するアンケート調査を実施した。

独立行政法人労働政策研究・研修機構「職業別就業者数」より算出

ノンデスクワーカーの約6割が「情報共有」に課題

ノンデスクワーカーの約6割が「情報共有」に課題

本調査では「情報を抜け漏れなく受け取れているか?」との設問に「全くそう思わない(18.1%)」「どちらかといえばそう思わない(43.5%)」と回答しており、全体の61.6%が「情報共有に抜け漏れがある」と感じていることが明らかになった。

また「情報をタイムリーに受け取れているか?」については「全くそう思わない(14.3%)」「どちらかといえばそう思わない(38.5%)」と回答しており、全体の52.8%が「情報をタイムリーに受け取れていない」と感じていることも判明。

「十分に共有されていないと思う情報」については「他の部署や拠点の人のこと(63.3%)」「業務の知識(51.2%)」「事務連絡(36.4%)」が上位に並んだ。

ノンデスクワーカーの約5割が「新人教育」に課題 定着率を高めるには?

ノンデスクワーカーの約5割が「新人教育」に課題 定着率を高めるには?

「新人教育の仕組みが整っていると思うか?」との設問には「全くそう思わない(17.3%)」「どちらかといえばそう思わない(38.1%)」と回答。全体の55.4%の人が「新人教育の仕組みに課題がある」と考えていることが明らかに。

また「新人教育の中で課題だと思うもの」については「新人に教える人によって、説明内容が違っている(53.8%)」「マニュアルが十分に整備されていない(45.7%)」「新人にどのようなステップで何を教えるかが曖昧である(44.8%)」が上位となった。

さらに「『これからもこの職場で働きたい』という気持ちになるのは?」との設問では「給与が上がったとき(77.8%)」「お客様や、上司・同僚から、褒められたり感謝を伝えられたとき(50.6%)」「仕事がうまく進められたとき(49.9%)」が上位に並んだ。

調査概要

調査期間:2023年11月24日〜2023年12月7日
調査手法:インターネット調査
調査対象:働き方がノンデスクワーク中心、またはノンデスクワークとデスクワークが同じくらいの比率である方 1192名(パート・アルバイトを含む)

まとめ

本調査結果を受けて同社は、ノンデスクワーカーに長く働いてもらうためには「現場の貢献を見える化し、上司・同僚からの感謝や、お客様から感謝の声を抜け漏れなくタイムリーに伝えること」「入社後のオンボーディングにおいて、効果的な教育の仕組みを作り、新人が一つひとつ仕事を覚えていく成功体験を得ること」の2点が重要であるとまとめている。

バックオフィス部門担当者は、現場で働くノンデスクワーカーとのコミュニケーションや仕組み作りでサポートすることで、企業全体の生産性向上や人材定着へつなげることが出来そうだ。